チェスキークルムロフ・前編 | 局長、世界を歩く
いくら巨人が連勝したり勝ち越ししたりと調子の良さを見せても、常にその上を行くのが広島カープ。 FAや外国人の補強によるものではなく自力の強さなので脅威ですね。 局長です。
――― さて、GW中の期間限定で始めたものの途中で終わってしまっていたあのレポート。

そう、4月7日(土)から人知れず渡っていたチェコ共和国での旅日記。
中途半端も嫌なので、今後は週末限定で少しずつ排出していこうと思う。
というわけで、チェコ入国3日目、4月9日(月)のレポート。

この日の行先はかなり遠方で、移動時間も要することから、ホテルを出発する時刻も早めに設定していた俺。
朝食は、会場オープン時刻の6:30前からスタンバイしていた。

開場と同時にビュッフェで死ぬほどソーセージをお皿に取り、朝食をスタート。
おかげで窓際の明るい席もゲットでき、ビュッフェも並ばずに済んだ。

しかし直後に、昨日はいなかったはずの、俺の苦手な中国人団体客が大挙して押し寄せ、あっという間に会場は満席に。
昨夜にチェックインしたのだろうか。
そして、よく見ると半数くらいは韓国人の団体客だということが発覚した。

日本のそれとは異なり、チーズ、ハム、ソーセージの種類が豊富なチェコのビュッフェ。
スープのコーナーに “Miso Soup” と書かれ、お味噌汁も置いてあったのだが、相変わらず日本人は俺くらいなものだった。

本当はビュッフェの端から端まで楽しみたかったのだが、とにかくこの日はガチガチのスケジュールゆえに、腹八分目くらいで切り上げて地下鉄に乗り込んだ。
下車駅である「Andel」という駅に着くと、なぜか “モスクワ” っぽい表記が。

後々調べてみると、社会主義国家だった旧チェコスロバキア時代に、友好国であった旧ソ連の建築家によってソビエト方式で建造された駅舎とのことで、この表記を翻訳すると “モスクワ市の後ろ” となるので、“モスクワ市のお隣さん” みたいな親しみを込めた意味だろうか。
そうこうしている間に、バス停に。

ちょっとばかり駅の出口を間違えてしまい、目的のバス停がどれか分からずに右往左往していると、出勤のためにそこにいたらしい現地のビジネスマンが 「ユー、どうしたんだい?」 的なニュアンスで声を掛けてきた。

「いやぁ、どのバス停が分からなくなってしまったんだよ、この異国の地でさぁ・・・」
といったことを全身からにじみ出る雰囲気で伝えたところ、「それならあそこだよ」と教えてくれた。

しかも、ちょっと遠回りしてしまった俺を見かねて、「何やってんだよ、ここから突っ切ってしまえばいいのさ」と、わざわざ追い掛けてきて誘導してくれた。
とても親切な紳士だったが、この体験が翌日、俺の判断を誤らせることになった・・・・
ここからは、日本でいう「高速バス」のようなバスで目的地まで移動する。

目的地までの往復便と添乗員も付く「現地ツアー」もたくさんあったのだが、すべてが日本円で15,000~20,000円くらいしてしまうので、俺は四苦八苦しながらも、日本からこのバス会社の現地語WEBサイトでチケットを購入しておいたのだった。
おかげで、バスの往復チケット代2,000円弱で済んだ。

『STUDENT AGENCY』 というバスなのだが、“スチューデント(生徒)” というワードが入っているので、てっきり通学バスに相乗りさせられるのかと思いきや、行きのオランダ航空機のような全シートにモニターまで付いて、且つ革張りシートの高級な高速バスだった。

「機内食」みたいに、スタッフによる飲み物のサービスまで付いている。
しかし、俺はあえて頼まなかった。
実は、チェコはトイレ事情が日本のそれとは違い、実に不便なのだ。

バス停のあった「Andel」駅で済ませよと思いきや、駅のトイレがまさか閉鎖されており、他には駅の外も含めてどこに公衆トイレがなく、やむを得ず近くにあったホテルで貸してもらおうとお願いしたのだが、普通に断られた。
とにかく日本のように、当たり前に公衆トイレがある環境に慣れていると、手痛い目に遭う。

このバスが目的地まで3時間ノンストップという行程なので、とにかく尿意をもよおさないよう水分の摂取を限界まで控えていたのだ。
幸い、多少の尿意はあったものの、限界と戦うレベルにまでは達さず、定刻どおりに目的地のバス停に到着した。

そんな地味な自分との闘いの末にたどり着いたここは、一体どこなのか。
実は、“世界一美しい街” と呼ばれる 『チェスキークルムロフ』 に来たのだ。

チェコ共和国は南ボヘミア州にある小さな街で、16世紀に完成したルネサンス様式の街並みがそのまま保存されている世界遺産である。
バス停から、街を見下ろせる丘の淵へと移動してみると、いきなりこの景観が俺の視界に飛び込んできた。

確かに美しいが、前日に見たプラハ城からの景色も負けていなかったと思う。
もっと近くに行けば、さらに美しくなるのだろうか。
とにかく歩を進めることにした。

チェスキークルムロフ城の “城下町” とも言えるエリアまで進むと、逆にこちらに向かって歩いて来る人たちもいた。
世界遺産でもあるこの街には宿泊施設も多数あって、前日まで観光を楽しんだ人たちがチェックアウトして帰路に就いているところらしい。

まだまだ「入口」ともいえるエリアなのだが、とりあえずチェスキークルムロフ城をバックに記念撮影。

東欧にいても日本の心は忘れまいと持参した “水木のアニキ” モデルの赤いマフラーを首に巻き、黒い革ジャンを着込んで、パリッとした “正装” に。
そう、アイアム・ジャパニーズ。

少しずつ歩を進めながらも、隙あらば自撮りをしていく俺。
他のヨーロピアーナから「日本のナルシスト」みたいに見られないか心配だったのだが、白人たちもみんな自撮り棒を手に撮影していたので、気にし過ぎだったらしい。

“プラハっ子” お約束のポーズでも記念撮影。
こうして、世界一美しい街の観光が始まった。
つづく・・・・
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世界一美しい街になびく赤いマフラーにも。
【今日の一言】
長年のチーム作りが花開いたので、もう5~10年間は盤石かもしれませんね、広島カープ。
| 局長 | 15:06 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
すごい写真の数ですね
こんにちは
大作ですね ひそかにこの記事楽しみにしてます‼
先に ポチしておきます。
| はらのすけ | 2018/05/12 16:32 | URL |