半纏地獄、時々ところてん
昨今の「AI」(人工知能)ブームはスゴイですよね。 この手の新機能ブームが起こるたびに、最近じゃまったく耳にしなくなった「ファジー機能」を思い出してしまいます。 局長です。
――― さて、ある夜の我が家のリビングでのお話。

決して脱ぎ捨てていたわけではなく、脱いで「置いて」おいた俺の半纏(はんてん)が、にいなによってなぜか敷布団にされていた。
仮にも自分のご主人の衣服を、そのように扱わせることは教育上良くないと判断した俺は、にいなの頭部に袖の部分を被せてみた。

それまで熟睡していたというのに、飛び起きて慌ただしく動き出すにいな。
明らかに動揺している。
激しい動きの中、袖口から顔が突き出た。

次いで前足も袖口から外へ。
どうやら、この「袖」という空間から急いで離脱しようと試みているらしい。

普段は小さな箱にギュウギュウに入り込むくらい狭い場所が好きだというのに、“半纏の袖” は例外なのだろうか。
体をバタつかせて、必死に脱出しようと足掻いている。

ちょっとした苦戦の末に、ようやく「ところてん」の如くヌルっと体を押し出すことに成功したにいな。
どことなく気持ち悪い絵ヅラだ。
こんなに苦労せずとも、ちょっと後ろに後退すれば済んだ話なのに、何ゆえ狭い袖口の中で「前進」を選んでしまったのやら。

猫のストレス解消手段で最も代表的な行為である爪とぎ。
俺を睨みつけながらムキになって爪をといでいるのは、無言の抗議、もしくは怒りを表しているのだろうか。

少し経ってようやく落ち着きを取り戻してくると、目つきも少し穏やかに。
とはいえ、元はと言えば俺の半纏を勝手に敷布団にしていたのが悪いのだから、自業自得というやつだ。

昨日から突如として始まった同コーナーでは、度肝を抜かれた人も多かろう。
だが、実際にはアナタも俺のことを “けっこうプラハの街並みとか似合いそうな男” と薄々感じていたはずだ。

そんなことより、チェコはビールがコーラよりも安くて衝撃です。
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激しく焦りながらも脱出成功のにいなにクリックを。

「ところてん」みたいで気持ち悪いけど。
【今日の一言】
「ファジー機能」って結局はなんだったんでしょうか。 バブルの遺産でしょうか。
| にいな | 02:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
新婚旅行ですかね?
| たま | 2018/04/11 07:41 | URL |