大切な探し物
あなたの心の拠りどころ、局長です。
好きなミュージシャンは、家入レオです。
――― 朝、目が覚めると、口の中が乾いている。 そういうことが、時々ある。

見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。
ただ、「何か」が消えてしまったという感覚だけが、目覚めてからも、長く残る。
ずっと何かを、誰かを、探している。

そういう気持ちに捕り憑かれたのは、たぶん、1月20日あたりから。
昨年、流行に流行りまくった映画の冒頭で聞いたようなセリフをつぶやきながら、気が付くと俺は真冬の海に来ていた。

思い出せない「何か」を探しに。

自らなくしてしまった物なのか、あるいは始めから持っていない物なのか、それすらも分からずに探している。

ただ、心の中に引っ掛かっている「何か」が、どういったものかさえ思い出せないことだけは確かなのだ。
ちなみに、「探し物」といえば、俺はいつもこの手法を用いる ―――

地下水や貴金属の鉱脈、あるいは何らかの隠れたものをペンデュラム、L字ロッド、Y字ロッドといった棒や振り子などの装置の動きで見つけると謳われる手法。
半年くらい前にも、このダウジングで大切なものを見つけた実績がある。

金脈は未だ見つけられずにいるが、とにかく探し物にはダウジング。
これが基本だ。
「あれ? 車のカギ、どこに置いたっけなぁ・・・・」
そんなときにも、俺はダウジングを用いるくらいだ。

当然だが、探し物には真熊も付き合せていた。
犬の端くれとして、その嗅覚が役に立つかもしれないからだ。
警察犬の如く、ニオイを頼りに俺が思い出せない「何か」を探すのだ。
真夜中から探し物を始めた俺だが、いつの間にやら夜が明けていた。

だが、一向にこの “マイL字ロッド” は反応してくれなかった。
「マイボール」や「マイシューズ」を持っている人は世の中に多いだろうが、「マイL字ロッド」を持っている人はそういないはずだ。

マイL字ロッド同様に、まったく反応を示さない真熊の嗅覚。
確かに、探すターゲットのニオイを嗅がすことすらできていないのだから、真熊にとっては雲をつかむような話だ。
しかし、そのとき ―――

反応した。
俺の愛用L字ロッドが勢いよく開いたのだ。
つまり、この真下に「何か」が埋まっているということだ。
大急ぎでそこを掘り始める俺。

1月20日あたりから、常に俺の胸に魚の小骨のように引っ掛かっている「何か」。
それが金脈なのか、油田なのか、はたまた温泉なのかさえ分からないが、俺にとって大切な「何か」であることは恐らく間違いないのだ。

ひょっとしたら、誰かとの大切な約束を忘れてしまっているのかもしれない。
その前に、真冬だというのに上着を忘れてきたのは大きな痛手だった。
とはいえ、寒さも忘れるくらいに必死に砂を掘り進めていくと、スコップに小さな感触があった。

何一つ嗅覚を活かせず、なんの役にも立たない真熊も駆け寄ってきた。
「ここ掘れワンワン」といった言葉があるが、コイツの場合は嗅覚が完全に宝の持ち腐れとなっているように感じる。

なんだろう、これは。
ひょっとしたらその昔、この浜に流れ着いた外国人宣教師が埋めていった宝の地図とかか。
そうだとしたら、俺は・・・・・・
・・・・・おや?

3,000円?
さんぜん・・・・
三千・・・・
3,000・・・・
母をたずねて「三千里」・・・・
京都大原「三千院」・・・・・
熊猫犬日記「三千回」・・・・
――― 熊猫犬日記 3,000回!?

そうだ、3,000回だ!
1月21日の土曜日をもって、ついにこの 『熊猫犬日記』 連載が、3,000回に達したんだった!
苦節7年半にして、この金字塔を打ち立てたのだ。

こんな大切なことを思い出せなかったなんて。
金脈や油田ではなかったが、それはもう大切な「何か」だった。
“3,000回記念” という節目。
ということで、明日から数回ほど、3,000回記念特集として引っ張ります・・・・・
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3,000回という金字塔に祝福と労いのクリックを。

犬の嗅覚よりも精度が高い俺のダウジング。
【今日の一言】
よくよく考えてみると、「何か」を探しに、わざわざ海まで行く必要ってあったのだろうか。

ひょんなことから三度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。
| 局長 | 02:24 | comments:25 | trackbacks:0 | TOP↑
祝!3000回~(*ˊૢᵕˋૢ*)
毎日毎日ホントに凄いと思います!
これからも元気にながぁ~く続きますように❤
でも、無理は出来ないお年頃なので、身体には気をつけましょう♪お互いに(笑)
| みにも | 2017/02/06 02:45 | URL |