サーフィン犬 2015
今日は長崎に原爆が投下されてから70年ですね。 こんなに暑い時期だったんですね。
今月はしっかりと平和について考えなきゃならないっすね。 局長です。
――― では、本日も日帰り伊豆弾丸ツアーのレポート続編を。

二時間ほど仮眠をとると、すでにみんな泳ぎ始めていた。
人に夜通しで運転をさせておきながら、そんな俺を放置して勝手に泳ぎ始める面々。
この時代には人情なんてものはなくなってしまったのだろうか。

さて、今回の日帰り伊豆ツアーには、半年前のスキーツアーにも同行した “黒ちん○” という若僧が参戦していた。
年齢は25歳だか26歳だか。

つまり、俺とは15歳くらい違うのだが、それでもコイツとは孤独を共有できていると思っていた。
しかし、この「青い海と白い砂」という夏の最上級とも言えるシチュエーションのど真ん中で衝撃的なカミングアウトをしてきた。


一瞬、気を失いかけた。

夏の陽射しによるものか、コイツの暴言によるものか、今となっては分からないが、とにかくストップモーションで膝から崩れ落ちるところだった。
聞けば、友人の結婚式の二次会で知り合って、一ヶ月前から付き合い始めたとのこと。

なんという破廉恥な。
つまり、(基本的には)人生で一度きりの晴れ舞台である友人の結婚式の二次会という祝宴を、自己の欲求を満たすための「合コン」代わりにした挙句、いよいよ夏本番となる7月にきっちりタイミングを合わせながら満を持して付き合い始めたというわけだ。

自分の近くにこんなにも計算高い輩がいたなんて。
学歴や偏差値は低いくせに。
ましてや20代半ばの若僧。

コイツの「報告」なのか「自慢」なのか、とにかく耳障りな話が終わってからは、皆一様にテンションが低かった。
俺の湧き上がる夏の高揚感も、いつの間にかシベリア超特急のような冷たくて重たい氷の塊のようになっていた。

心の中では、カルロス・トシキの「君は1000%」が流れていた。
正しくは “1986オメガトライブ” だが、そんな小さなことはこの際どうでもいい。

この充実感に満ち満ちた若僧の、笑いで持ち上がった頬をフルスイングで思いきり叩いてやりたい。
永作博美が出演している「はじめてのアコム」のCMに出てくる、先頭を走るヘッドギヤを付けたラガーマンのような顔をしているくせに・・・・

この若僧の空気を読めないカミングアウトにより、もはや俺には真熊と一緒にボディボードをするくらいしか、やり切れない気持ちを処理する手段がなかった。
しかし、ビーチの空気が一変してしまったのは言うまでもない。

楽しめない。
おかげで全然楽しめない。

ボディボードの上に、買ったばかりのライフジャケットを身に着けた真熊を乗せて波と戯れることで、現実逃避をするしかない俺。
一昨年の様子 >>> 2013.08.18 『サーフィン犬、デビュー!』

俺と同じで、真熊も浮かない顔を見せる。
上手いこと表現するならば、ボディボードとライフジャケットで水の上には浮いているものの、気持ちと表情は浮かないということだ。

前回と違って波が穏やかだったのだけがせめてもの救い。
この大量の被毛にたっぷりと水を浸してあげることも真熊の暑さ対策としては大きいので、水の中で遊ばせてあげることができたのは良かった。

7人中、1名(捕虜)が妻帯者。
1名(若僧)が彼女もち。
残る5名がロンリネス・サマー。
南伊豆の青い海ですら、俺たちのこの止め処ない虚しさを包み込んではくれなかった・・・・・
若僧の空気を読まない一言のおかげでテンション急降下の伊豆ツアー ―――

なぜかあまり波乗りが楽しそうでない真熊・・・・

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【今日の一言】
今日もひたちなか市では熱いロッキンが繰り広げられているんだろうなぁ・・・・
| 真熊お出掛け | 15:35 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑
若僧さんの笑顔が眩しいです、とても。
20代半ばですもの、楽しいことばかりですよね~。
でも、若僧さんのカミングアウトに一喜一憂していては
いけません。
夏を征する者は、人生を征する(?)
まだまだお若い局長、これからですよ❤
・・・でも、まぐちゃんは局長の心中を察したのか、
笑顔が無いですね。
やっぱり海は怖かったのかしら?
| ラブママ | 2015/08/09 16:34 | URL |