さよなら「山田屋」
『仮面ライダー555』 で準主役だった俳優の泉政行さんが35歳という若さで亡くなったという訃報が・・・・ あの作品大好きだっただけにショックです。 局長です。
――― さて、昨日のつづき。 職場の夏祭りレポートの後編を。

他のお店を回る余裕もなく、ひたすらクレープを作りつづけていた俺。
それに比べて、“モスキート” は途中から税理士の旦那さんと娘が合流したこともあり、ちょいちょい店を抜け出しては祭りをエンジョイしていた。

お店が開店して以来、誰にも構ってもらえずキャリーの中で退屈していた真熊だが、ついに知っている顔が現れた。
俺よりも10歳くらい年上そうに見えるこの背中と風貌・・・・・
“カディ” だ。

モスキート同様、「真熊の単身お泊りツアー」でのホームステイ先を幾度となく引き受けてくれたカディとカナちゃん夫妻。
真熊も大喜びだ。

さらには、変態ニオイフェチ犬の “菩提” も。
これは歓迎していないらしい。
態度に出すぎている。

その他にも、友人が何度か訪れたので、ついでに敷地内を散歩してもらったりと、なんのかんの適度に遊んでもらっていた真熊。
残念ながら、モスキートはほとんど遊んでくれなかったが。

そして、気が付くと時刻は20時前。
祭りの終わる時間になっていた。

名残惜しさを覚えつつも、後片付けをする我々。
すると、とんでもない光景が。

となりのお店が店頭に出していた看板の足で、今まさにセミの蛹(サナギ)が羽化しようとしているではないか。

こんなNHK教育テレビのドキュメント映像のような姿がライブで始まってしまうなんて。
看板を片付けなければいけないスタッフたちは一様に困惑していた。

我々のお店はテキパキと試験棟に機材を運び、洗いものや片付けを済ませる。
そう、俺が作ったこの看板を見て気が付いた人もいるだろう。

「Final」という文字に。
我々はこれまで「山田屋」という店名でかれこれ15年以上も出店しているのだが、ここ数年はメンバーの仕事の都合で出店できないことがたびたび生じていた。

みんないい歳になり、仕事でも責任が出てきてしまい、そうそう時間を割けなくなってきていたいのだ。
そこで、今年は「一度区切りをつけよう」ということになり、最後の出店とすることに。

最年長の店主も、「そろそろトンボを置いて普通の男の子になりたい」(※)と言っていたのだ。
近年よく聞く「後継者不足」というやつが、まさか俺たちの身にも降りかかるとは。
※「トンボ」・・・・クレープの生地を円形に伸ばす道具

こうして、チョコバナナ屋から始まりクレープ屋に進化した我々の「山田屋」15年強の歴史に幕が下りた。

さようなら、使い込んだクレープ用の鉄板。
グッバイ、ホイップとチョコソース。
アディオス、山田屋の看板・・・・・

ちなみに、甘いものがさほど得意ではない俺は、本番前の試作でしか山田屋のクレープを食べたことがなかった・・・・
来年からは一般客として職場の夏祭りに参加することになる俺と真熊 ―――

AKB48を卒業するメンバーもこんな気持ちだろうか・・・・

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【今日の一言】
桜木町の花火、帰りの電車が運転見合わせで大変だったらしいっすね。
| 真熊 | 03:06 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑
昨日のモスキートさんに続き、カディさん&カナちゃんの姿も
久しぶりにお見受けできて嬉しかったです。
まぐちゃんも嬉しそう❤
山田屋、Finalなんですね。
昨日のはるけんさんのコメで初めて気が付きました。
15年の歴史、素晴らしいです。
お疲れさまでした。
少し淋しいですが、これからはお客さんの目線で
会社の夏祭りをレポートしてください。
| ラブママ | 2015/08/05 08:42 | URL |