勇み足で伊豆の海へ
そういえば子供の頃は「熱中症」なんて言葉はまったく聞かなくて、屋外でのみ「日射病」と呼ばれていたような気がします。 局長です。
――― さて、一昨日の日曜日、すなわち7月26日のお話。

時刻は早朝の5時を少し回ったところ。
俺は伊豆半島の南端で、朝焼けの海を見ながら国道135号を疾走していた。
日本が「日出ずる国」と呼ばれる意味を改めて噛み締めたりもした。

5:30、ようやく目的地に到着。
夜中の2時に家を出て、実に3時間半。
前夜は俺が局長を務める「とある組織」の活動があったため、当然不眠での奮闘だ。

真熊はカーブの多い道中であまり眠れなかったようで、車が止まるや否や睡魔を催した様子。
ちなみに、この時点ではどこへ連れて来られたのかも分かっていない。
ただ、ようやく車が止まり、俺の運転が終わったことだけを理解しているようだ。

そして、車を降りてやって来たのが、ここ。
南伊豆の海。
真熊も毎年のように連れて来られている場所だ。

白い砂に青い海。
いつ来てもキレイな海岸。
ゴーヤチャンプルでお馴染みの沖縄まで行かなくても、こんな景観を楽しめるなんて。

そんな感慨にふけりながら、わき目も振らずに海へと歩を進める俺の姿に、真熊のみやたら動揺と焦りを見せる。
ずっと付いて歩いていたくせに、いきなり急停止だ。

どうやら、水には入りたくないらしい。
確かに時間的にもまだ汗すらかかないくらい心地よい陽気。
にも関わらず迷うことなく入水しようとする俺に、不安を覚えてしまっても無理はない。

それでも、せっかく長い時間を掛けて海へやって来たのだから、ここは挨拶がてら足を漬けるのが海に対する礼儀のようなものだろう。
何もいきなりクロールで泳げというわけではない。

俺に言われるがままに渋々海に足を踏み入れたものの、やっぱり予想以上の冷たさにテンションがガタ落ちする真熊。
正直、俺もここまで冷たいとは思わなかった・・・・・

しかし、砂浜の感触は柔らかくて気持ちいいらしく、嬉しそうに歩き回る真熊。
ニワトリのような小さな足跡がそこら中にできる。
ちなみにこの写真では判断がつかないと思うが、左側が頭部で右側がシッポである。

俺は尚も海に思いを馳せる。
この広い太平洋で遭難しながらもアメリカの船に救助されたジョン万次郎の強運ぶりに、改めて驚愕したりしていた。

それよりも何よりも、いつ来てもキレイな水だ。
頭の中では、「♪潮風を頬にうけ裸足で駆けてく♪」 という世界名作劇場 『ふしぎな島のフローネ』 のオープニング曲がエンドレスで流れていた。

実は、梅雨が明けて夏が本格化してから、どうしても高ぶる気持ちを抑えきれず・・・・・
今週末にもここへ来る予定があるというのに、急きょ下見も兼ねて来てしまったのだ。
その勇み足ぶりを象徴するかのように、ビーチには俺が張ったテントしか見えなかった。
夏が始まり勢いで海に来てしまった俺と、連れて来られただけの真熊 ―――

ドッグカフェめぐりばかりじゃ刺激も少ないだろうし。

加山雄三ばりに夏になると落ち着きがなくなる42歳独身・・・・
【今日の一言】
こんなに序盤から飛ばしてたら、夏の終わりまでテンションもたないかも・・・・
| 真熊お出掛け | 02:35 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑
わぁい海だぁ〜‼‼\(^o^)/
海大好きです♡
伊豆の海は本当に綺麗ですよね♪
私も父が生きてる時は毎週のように海に行ってたなぁ…^_^
同じように夜中に出て早朝に着くって感じで楽しかったなぁ♪( ´▽`)
あのワクワク☆ドキドキ♡がイイんですよね♪(´ε` )
伊豆・三浦・伊豆って交互に行ってました♪(´ε` )
まだ加山雄三ミュージアムってあるのかな??
睡眠不足での運転気をつけてくださいね^_^
| まいっちんぐ | 2015/07/28 04:30 | URL |