お預けドッグカフェ
二日連続で芸能人の結婚やらビッグカップルやらがニュースになってますね。 局長です。
片や俺の周りは一向に春の兆しが見えません。 北極圏のようにずっと冬です。
――― さて、数日空いてしまったが、「カウボーイ風ドッグカフェ」のレポート続編を。

明らかに西部開拓時代の、古き良きアメリカをイメージしたこのカフェだが、残念なことに犬用メニューは置いていなかった。
待てど暮らせど、自分の元へ何も運ばれてこないことに、薄々何か感じ始めたらしい真熊。

そんな真熊を尻目に、俺の元へは豪勢なチーズソースの掛かったハンバーグが運ばれてきてしまった。
味は・・・・
これがまた美味い・・・・

真熊の視線に、心の底から罪悪感を覚えつつ、肉の美味さとボリューミーな食感を堪能しながらハンバーグを完食すると、さらに畳み掛けるようにデザートまでが・・・・
あんずのアイスとカボチャのパイ。
甘いものがさほど得意でない俺でも美味しくいただける控えめな甘さ。

おまけに、ほろ苦い珈琲まで・・・・
もはや、俺の舌にはデザートの甘さに加え、真熊の涙のしょっぱさみたいな味すら感じるようになってしまっていた。

本当ならゆっくりと味わいたかったデザートだが、プレッシャーに耐えられなくなり早食い競争の如きスピードで平らげると、急ぎ併設されているドッグランに真熊を連れ出した。
そう、店舗の隣に芝生のドッグランが完備されているのだ。

大好きな芝生で、ひとまず食欲を麻痺させてもらいたい。
三度のメシより芝生が好きなはずだ、真熊は。

そんな俺の願いが通じたのか、真熊に笑顔が戻ってきた。
辺り一面、建物や遮蔽物のない雄大なロケーションに、ちょっと心が和んできたのだろうか。

野生の眠りから覚める合図のような大あくび。
秘めたるワイルドさを解き放とうとしているのか、もしくは周囲に何もなさ過ぎて逆に眠くなってしまっただけなのか。

次に、挨拶代りの “ちっち” 。
この後この施設を利用するであろう他の犬たちに向けての 「真熊ここにあり」 という意思表示であろう。

しかし、ほんの10分もすれば 「芝生の魔法」 も解けてしまう。
再び真熊の表情がどんよりしたものに。

空腹の自分をよそに、一人だけジューシーなハンバーグを食べていた俺に対する嫌悪感が思い出されてしまったのだろうか。

そんなことより、この柵。
これまたアメリカの牧場チックだ。
徹底的にフロンティア感を追求していることが窺える。

だが、どれだけロケーションや施設のつくりに目を向けても、これでもかというほどの切ない目で俺の視界に入り込んでくる真熊。

他に犬連れでもいれば、そのコミュニケーションでなんとか誤魔化せただろうが、このマンツーマン状態では俺が一方的にプレッシャーに晒されるだけだった。

ダメだ、これ以上ここにいることは互いの精神衛生上も良くない。
ということで、逃げるようにこのカフェを後にした俺たち。
犬用メニューが標準装備のドッグカフェへ向かって車を加速したのであった・・・・
1時間ちょっとの滞在だったが、お預けでテンションが上がらなかった真熊 ―――

犬用メニューの有無は事前に要確認!

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
今日は仕事が終わらなさそうで、花金恒例の 「一人サイゼリヤ」 が無理な雰囲気だ・・・・
| ドッグカフェ | 07:45 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑
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芝生で遊べたのかな⁉️まぐちゃん❗️
| クッキー&ちゃちゃ | 2014/11/21 08:02 | URL |