レトリーバー・ハンター ~サザオフ2014⑫
朗らかな小春日和だった週末も終わってしまいましたね。 局長です。
また本日から日常生活に舞い戻るんですね。 世知辛いですよね、人生って。
――― さて、気持ちが重くてもつづく 「サザオフ2014」 レポート。

全32頭が出場した 「マツワン★グランプリ」 。
8頭ごとに分かれたブロックを危なげなく優勝した俺たちは、いよいよ各ブロック優勝犬による決勝トーナメントへと歩を進めた。

決勝トーナメント初戦、つまり準決勝の相手は、このゴールデン・レトリーバー。
名前は確か “もんもん” 。
煩悩を気合いと根性で押さえ込む強敵で、この時点では優勝オッズ1位である。

侮れん。
盲導犬にもなる犬種と、愛玩犬にしかならない犬種との戦い。
机上の理論でいえば、圧倒的に俺たちが不利だ。

とはいえ、真熊も普段から “ニコライ・ニック・ニクソン” というゴールデン・レトリーバーを相手にしているため、その犬種ブランドに臆することなどはない。
むしろ、この勝負を制することで、新たに 「レトリーバー・ハンター」 という称号を手に入れることができるであろう。

数年前、クレイシー柔術一家にことごとく勝利した格闘家の桜庭和志が “グレイシー・ハンター” と呼ばれたように。
ということで、いざ試合がスタート ―――

大型犬 VS 小型犬 という世の愛犬家たちの代理戦争的な様相すら感じる構図。
体のサイズに比例して、脳みそのサイズも圧倒的に負けてるのだろうが、あとは長年の反復と特訓による経験値だけがお前の武器だ、真熊よ。

二匹とも凛とした美しい 「お座り」 フォームで 「待て」 をキープする。
剣道でいうところの “鍔競り合い” のような状況だろうか。
相撲でいえば、“ガップリ四つに組む” 的な。

1分が経過したところで、ついに魔の誘惑 “おやつ” が投入される。
この時点では 「待て」 のコマンドも禁止されているので、二匹とも飼い主とのアイコンタクトのみでギリギリの攻防をつづける。

さすがは準決勝。
おやつを持ってジワジワ近寄ってくるくらいでは、ビクともしない。
むしろ、煩悩の数が108つもある人間のほうが情けないくらいだ。

すると、新たな誘惑が始まる。
今度はおやつを持った人間が、左右から歩いて通過していくのだ。
しかも、かなり犬の近くを。

犬の前を往復するごとに、距離が近付いてくる。
そして、犬が少し体を伸ばせば届くくらいの距離になった瞬間・・・・・
レトリーバーのもんもん、ドロップアウト。

真熊、ついにゴールデン・レトリーバーすらも退ける。
そして、着目してほしい。
この俺たちの涼しげな表情に。

「ゴールデンに勝ったなっしー!」 などと大騒ぎしたり、はしゃぎまくることもない。
むしろ、試合後のインタビューで 「勝利という結果以外には興味ないっす」 と答えるアスリートの如く、勝つことが当たり前なくらいの落ち着きようだ。

こうして、また一つ真熊に称号が冠された。
「レトリーバー・ハンター」 という。
つづく!
長時間にわたる死闘の末に、今ここに新しい真熊の称号が生まれたのだった ―――

次はラブラドール・レトリーバーだな・・・・・

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
阪神の連勝がようやく止まった。 どうなってんだ、阪神の勢いは・・・・
| オフ会 | 02:03 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑
素晴らしい・・・
この一戦は準決勝戦でありながら、事実上の決勝戦だということで
皆が注目して観覧していましたね。
皆さんの予想オッズは直前ではほぼ同一に並んだだけに
どちらが勝つか最後までわかりませんでした(汗
それだけにこの一戦だけは他の数戦とは内容が違ってましたね~
おめでとうございます★☆★
さあ、決勝戦だ!(・∀・)ノ
| 羊Y | 2014/10/27 04:03 | URL | ≫ EDIT