はじめてのドローン 【動画あり】 | お花見キャンプ⑨
まだ梅雨入りすらしていないというのに、まるで真夏のような暑さがつづきますね。
体調管理には十分気を付けましょう。 小まめな水分補給を。 局長です。
――― さて、いよいよラスト2話となった、お花見(兼)今年初キャンプのレポート。

初日の雨が嘘だったかのような快晴に恵まれた二日目。
真熊にはようやく念願の “よそ様にチヤホヤしてもらう” 機会が訪れていた。

その間も俺は、先日の中国出張の際に電気街で値切りに値切って買って来た “ドローン” の飛行テストに勤しんでいた。

全編中国語のマニュアルを必死に訳し、それでも分からない箇所は手探りで、脂汗をかきながらなんとなくだが操縦方法を習得していく。
そして、ついに ―――

空を飛ばすことに成功。
上昇・降下・旋回などを繰り返し試み、要領とコツを体で覚えていく。
一方の真熊はというと ―――

よそ様からのチヤホヤも終了してしまい、テント内で不貞寝しようとしていた。
ドローンには1ミリも興味がないらしい。

その後も俺はドローンのテストを繰り返す。
真熊を構ってくれていたファミリーのキッズたちによる “監視” の下。

操縦の他に、カメラ撮影を行うアプリも試さなければならないのだ。
当然、アプリも100%中国語。

キッズたちからの重たいプレッシャーに屈することなく、ひたすら中国語と対峙する俺。
日本では使われていないような漢字が多すぎて、しかも簡体文字になっていたりで、思いのほか苦戦していた。

それでも気合いでモノにしてしまう団塊ジュニア世代の根性。
このキッズたちが大人になる頃には、きっとドローンがスズメくらいの感覚で空を飛び回っている世の中になっていることだろう。
こうして、なんとか操縦技術を習得したところで、いざ初の撮影飛行に ―――
なんということでしょう。
元々風が強かったこの日、勢いよく上昇したドローンはそのまま強風に煽られて、満開の桜の木に吸い寄せられてしまったではありませんか。

なんとか脱出を試みるも、まるでクモの巣にかかってしまった蜂の如く、美しい桜の花と小枝に絡まってどうにも脱出不能に陥るドローン。
そのもがき苦しむ様子がアプリを通して送られてくる。
結局 ―――

真熊を構ってくれたファミリーの旦那さん勢に、長い棒で救助をいただくことに。
上手いこと絡まる小枝たちからドローンを引き抜き、落下したところをすかさずキャッチ。
いやはや、真熊が取り持ってくれた関係のおかげで助かった。

キッズたちには心ばかりのお礼に、持参していたお菓子を片っ端から持たせる。
よくよく考えると、キッズは監視していただけで、とくに何も助けてもらった覚えはなかったが、ファミリー全体へのお礼の気持ちである。

気を取り直して再び撮影飛行をしようとするも、何やらドローンの様子がおかしい。
4つあるプロペラの1つが明らかに出力不足になっているのだ。
さきほど無理やり脱出を試みた際に、モーターに負荷が掛かってしまったのだろうか。
そして結局、日本円にして約5,700円で買って帰ってきたドローンが再び大空を舞うことは二度と叶わなかった。
失費も大きかったが、心のダメージのほうがさらに大きかった・・・・

ドローンが行った最初で最後、唯一の仕事がこの撮影。
撮影単価にして約5,700円+俺の “マニュアル解読” 工数。
キャンプ二日目は、中国と桜と風に踊らされた一日となってしまったのであった・・・・
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手間と苦労だけを強いられた俺にも二発目を。
【今日の一言】
梅雨入り前だけあって、暑さの中にも湿気は少ないことが唯一の救いですね。
| 真熊のキャンプ | 07:49 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑