追憶・ブレイクダンス
毎週月曜日は前夜の 『下町ロケット』 の影響で気持ちが高ぶり、水曜日には同様に前夜の 『中学聖日記』 で切なくて胸が苦しくなっているティーンのような45歳、局長です。
――― さて、我が家にとっての重要な “節目” となる二日間が今年も無事に終了。

昨日の記事で紹介した、“実は出会った当初は仲が良かったけど、今では犬猿の仲に成り下がった二匹” が、珍しくくっ付いて寝ていた。
にいなはカラーリング的にも、どこがどの部位なのかさえ分からない状態になっている。

本来なら、にいなにくっ付いて暖を取りながら眠るはずであった女房・稚葉は、まさかの寿喜に締め出されるような形になってしまい、爪とぎの上で明らかに不満そうな顔をしながら二匹を睨みつけている。

一方、真熊はというと、一人(一匹)ソファでくつろいでいた。
だが、何やら不自然なほど手前側の “縁(へり)” というか端っこに寄っている。
今にも滑り落ちてしまいそうではないか。
しかし俺は、真熊のこの姿を見て、ある映像が頭をよぎった ―――

いや、俺だけではないはずだ。
“アラフィフ” 世代の読者さんなら、間違いなく俺の頭の中と同じ映像が “海馬” の奥底から引っ張り出されていたはずだ。

そう、風見しんごのアイドル時代の代表曲、『涙のtake a chamce』(1984年)。
日本に空前の “ブレイクダンス” ブームを巻き起こした名曲だが、その前奏でバックダンサー 『ウェーブ』 とジョイントして、文字どおり “波を作る” 部分。

体を手前に傾けて斜めになり、そこから前から後ろから波を起こすという、当時の歌謡界に衝撃を与えたブレイクダンス。
どこから見ても、そっくりじゃないか。

世代的に、真熊はこの踊りなどしらないはずなのに、なんたる偶然。
きっとアラフィフ世代の読者さんたちも、当時の風見しんごのキレッキレなブレイクダンスを思い出して、胸が熱くなっていることだろう。

それを、まさか2007年生まれの、たった11歳の真熊が再現するなんて。
ひょっとして、前世では風見しんごファンの家庭で暮らしていたのかもしれないな。

『噂の東京マガジン』 での風見しんごしか知らない若僧たちにとっては「なんのこっちゃ」といった内容だろうが、『YouTube』 等で動画を探してもらえれば、俺の言うことも概ね理解いただけるはずだ。

そんな俺の興奮に一切目覚めることもなく、まるで意識でも失っているのかと間違えてしまうほど熟睡する、決して仲の良くない二匹。

その二匹を引きつづき睨みつけている稚葉。
明らかに激しい嫉妬に駆られている。
俺の興奮をよそに、猫たちはギスギスした重たい空気を作っていた。

真熊は “風見しんごスタイル” が思いのほかしっくり来るのか、その後も同じポジショニングとポージングを貫いていた。
予想外に'80年代を思い出すことになった秋の夜だった。
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次回は 『スターボー』 について語り合いましょう。
【今日の一言】
来週まで一週間が長いだろうなぁ。 早く来週の火曜日にならないかなぁ~

| 日常 | 03:20 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑