お祝いの「まぐろ祭り」
いやはや、昨夜はせっかくのGW初日をドブに捨てるような形で無駄にしてしまいました。
二日酔いじゃなくて脳に病でも発症したのかと思うほどの激しい頭痛でした。 局長です。
――― さて、そんな二日酔いと頭痛の原因となった飲食の少し前のお話。

この日は、我が家の石像みたいに動かない猫、にいなの13回目の誕生日であったため、出掛ける前にささやかなお祝いをしていた。
「お祝い事はファミリー全員で」という “鉄の掟” の元、にいな以外の動物たちにもご馳走を。
しかも、全員「まぐろ」味のフードという、“まぐろ祭り” だ。

主役であるにいな。
いつもは尿路結石対策のフードなので、『銀のスプーン』 の贅沢な味は腰を抜かすほど美味しく感じたことだろう。

にいなのおかげで、何もめでたいことなどないくせにご馳走にあり付けた寿喜。
当然いつもの猫缶よりも美味しいはずなので、食いっぷりが良かった。

稚葉も夢中で食べていた。
野良猫歴が長いので、普通のカリカリフードでも美味しく食べてくれる子だが、やはり 『金のだしカップ』 はいつものそれとは比較にならない美味さだっただろう。

しかし、真熊の食いっぷりは猫たちとは比較にならないほどの激しさだった。
稚葉も食べるのを止めてドン引きしているほどだ。

これまでも 『シーザー』 を食べさせたことはあったはずだが、今回のまぐろ味はさらに美味しかったのだろうか。
気が狂ったかのような激しい食いっぷりだった。

そして、余韻にも浸る。
定食屋から出てきたオッサンが爪楊枝(つまようじ)でシーシーしているような顔だ。

なんか汚い・・・・
人間だったら若いOLちゃんから嫌われちゃいそうな振る舞いだ。

真熊も普段は味気ない “処方フード” だから、そりゃ美味しかったのだろう。
目がパッチリしているのは、テンションが高まっている証拠なのだ。

そうこうしていると、にいなも完食。
13歳といえば、人間に換算すると68歳。
ジジイだけど、まだまだ食欲旺盛だ。

旺盛すぎて、物足りなささせ覚えてしまったらしい。

そのまま無言で歩き出した。
かたや寿喜も完食。

しかし、完食してしまったことを受け入れられないらしく、お皿を見つめつづけている。
その後方には、にいなの姿が。
そう、暗黙の “入れ替わり” のタイミングが来たのだ。

普段は犬猿の仲だというのに、こういうときだけは阿吽の呼吸だったりする2匹。
無言で互いのポジションを交代する。
でも、お互いに完食してしまってからの交代だから、当然そこには何もない。

「食べ終わっちゃったから、アイツのを食べちゃえ」という、とてつもなく身勝手なことを2匹が同時に思い付くなんて、実にしたたかなヤツらだ。
それでも寿喜の行動は、さらに俺の想像の斜め上を行く。

にいなのお皿が空っぽだからと、迷わず稚葉の分を横取りに。
稚葉も、あまりにナチュラルに自分のごはんを食べ始めた寿喜に、すごく動揺している。
実は、オス猫2匹と比べて、稚葉は食べるのが遅い。

それゆえに、まだ1/3くらい残していたところを寿喜に急襲されてしまったのだ。
いつもは異常に気が強いのに、なぜかこの日は俺にヘルプで訴えてくる。
まぁ、そうでなくとも写真を撮り終わったタイミングで寿喜は退かせたけど。
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節操のない寿喜にドン引き中の稚葉にも。
【今日の一言】
昨日は不本意な臨時休載となってしまったので、今日はお詫びがてら写真点数を多めに。
| 日常 | 03:43 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑