海へのトラウマ
小学生の頃からプロレスは「UWF」ファンだったが、その一派だった高山善廣が試合中の事故で、首から下が動かない状態に。 最近プロレスの事故が多くて辛いです。 局長です。
――― さて、昨日のつづきで、毎年恒例 “日帰り伊豆ツアー” レポートの続編を。

深夜2時半に自宅を出てから、約3時間の道のりを経て到着した、南伊豆の多々戸浜。
ベースキャンプとなるテントも設営完了し、暑さが本格化する時間帯まで仮眠を取るべく、ビールを引っ掛けてまったりしていた俺。

海を見て、これまで怖い思いをしてきた記憶が蘇ったらしく、ずっと渋い顔をしていた真熊だったが、時間が経つにつれて少しずつ笑顔が見え始めた。
せっかくこんなに美しいロケーションなのに、真熊を無視して眠りに就くのももったいないと感じ始めた俺は・・・・

自分の睡眠を犠牲にしてでも、真熊を楽しませてあげることを選択していた。
ひとまずテントを出て、白い砂が敷き詰められた砂浜を探索する。
沖縄くらいまで行かないと体験できないような美しいシチュエーションが、この南伊豆には普通に存在するのだ。

砂浜を歩きながら波打ち際に近づくにつれて、真熊のパフォーマンスが突如低下し始める。
「これ以上は進まずにいこう」という意思表示をジリジリと見せてきていた。
そう、海に入れられることを極度に警戒しているのである。

どうやら、波打ち際まで3メートルという距離が真熊の中での折り返し地点のようだ。
前進することを頑なに拒み、且つ必死にUターンしようとする。

幼少期より、散歩中もリードを引っ張らないよう訓練してきているのに、このときばかりはリードがピンと張っている。
同じく10年間繰り返してきた「脚側歩行」も、ものの見事に頭の中から消え去っている模様。

とにかく、こんなに馬力あったのかと思うほどの力で、俺を逆方向に引っ張る真熊。
そんなに海で泳ぐのは怖かったのか。
てっきり喜んでいるものだと思っていたのに。

こうして、せっかく睡眠時間を惜しんでまで一緒に砂浜を散策してあげようと頑張ったというのに、まるで「ありがた迷惑」のように拒まれてしまった俺。
小型犬とは思えないほどの脚力を見せながら、俺を元来た方向へと引っ張りつづける。

結局、砂浜を海と並行して歩くようなこともなく、ひたすら海とは逆方向に向かって一直線に俺を引っ張り倒して、何事もなかったかのようにテントに納まる真熊であった。
つづく・・・・
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足だけ水に浸すようなことすら拒む真熊。
【今日の一言】
高山選手、回復の見込みがないという報道だが、奇跡は起きないものだろうか。
| 真熊お出掛け | 09:06 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑