疾走、駅伝大会
WBCも終わったところで、これからはちゃんと国内のプロ野球に目を向けていかないといけませんね。 巨人の動向がイマイチつかみきれていない局長です。
――― さて、本日は恐らく誰も望んでいないであろう、実にどうでもいいレポートを。

先週の日曜日、つまり3月19日。
俺はお昼前から某小学校の体育館に来ていた。
運動スタイルに着替えて、ストレッチをしながら、ある人たちを待っていた。

ようやく合流できたところで、少しだけ歩いて河原へと移動した。
そこには人、人、人・・・・
大勢の人が集まり、何かのイベントが催されている様子だった。

そう、この日は前々から少し告知をしていた某「駅伝大会」だったのだ。
メンバーは、左から俺、ノリツッコミでお馴染みの “オモシロPちゃん”、以前「熊猫犬オフ会」の対談記事で場所を提供してくれた居酒屋 『山鹿喜』 の女性スタッフ、その “店主”、そして当企画の旗振り役 “ブラザーK” という構成である。

会場では、地元のご当地アイドルたちによるライブが行われており、そこそこ盛り上がっていた。
実はこの地で仕事をしているオモシロPちゃんによると、市の放送とかで使われているメロディに歌詞を乗せた歌らしく、「あれを曲にしちゃうんだ…」と驚いていた。

せっかくなので、メンバー全員と写真を撮ってもらった。
ちょうどステージを降りようとしていた絶妙なタイミングでお願いしたので、ここまで全メンバーとの見事な撮影をやってのけたのは、恐らく俺だけだったはず。

そうこうしていると、スタートの時刻が迫ってきたので、ブラザーKが準備を開始した。
思えば、当ブログの「連載3,000回記念」記事用の写真を撮るのに、コイツが誘いを断りながらも、逆にこのオファーをしてきたのがきっかけだった。

マラソンが大嫌いな俺にとっては本当に迷惑なオファーだったが、その気風(きっぷ)の良さゆえにOKしてしまったことを、日々の練習を通して死ぬほど後悔していた。
そんなことより、コイツの衣装はなんだ? 一体・・・・

ロゴや商標などの「権利」について、一体どう考えているのやら。
非公認の商品ができ上がっているではないか。
しかも、なんとなく「空前絶後のぉ~~~」というセリフが頭の中をよぎってしまう。

着替えも完了したところで、いざスタートラインへと移動するブラザーK。
駅伝大会なのに、マラソン大会の如き出場者の多さ。
高校や大学の部活から実業団といったガチの選手もいれば、俺のような後ろ向きな思いで参加する者もいる、とても不思議な大会だ。

コースのつくり的に、走っている姿を撮影できなかったのだが、スタートから25分後、今にも倒れそうな顔をしたブラザーKが中継所へと戻ってきた。
無事「山鹿喜レディ」にタスキを渡し、第一走者としての役目を終えた。

しかし、想像以上のダメージだったらしい。
この日までは、ジムのランニングマシーンでの練習をメインに行っていたこともあり、風の抵抗やら、地面の衝撃など、思いもよらぬ障害に苦しんだようだ。

とにかく川沿いの道を走るレースなので、砂埃が半端ない。
さらには、砂のせいで地面が滑る。
しかも、小さいながらも竜巻が発生するくらいの強風。

喉を潤そうとトライした給水にも失敗したらしく、ウェアがビショ濡れだった。
ボロボロの姿で、フラフラしながら飲み物をもらいに奥へと消えていくブラザーK。
だったら、こんな企画しなけりゃいいのに。

山鹿喜レディからオモシロPちゃんへも無事にタスキが渡る。
ちなみにオモシロPちゃんは、メンバーがどうしても一人足りなかったので、俺が強引に引きずり込んだのだった。

オモシロPちゃんの次は俺なので、ストレッチをしながらそのときを待つ。
誰も写真を撮ってくれなかったので、オモシロPちゃんとのタスキリレーの瞬間はお見せできないが、満を持して俺もスタートした。

ブラザーKの言うとおり、地面は滑るし、砂埃はヒドイし、苦痛以外の何も得るものはないまま中継所まで戻ってきて、アンカーの店主にタスキをつなぐ。
せめて女性ランナーは全員抜き去って、背中のロゴを見せてやろうと頑張ってしまったこともあり、こんなに苦しい顔に。

箱根駅伝を見ていたら、タスキに補欠の選手から寮母さんまで、あらゆる協力者に記名をしてもらったりしていたが、この大会のタスキは運営サイドから用意されたものなので、そんな思い入れも込められず、つなぐ “重み” のようなものは感じられなかった。
でも、無事につなげたことだけは良かった。

日々の練習のためにインストールしていたアプリ 『ジョグノート』 を確認してみると、ちゃんと自分レコードは更新できていた。
一応、今やれるだけのことはやれたということだ。

そして、強面(こわもて)の店主も鬼の形相でのラストスパートののち、無事にゴール。
5人でつないだタスキが、ちゃんとゴールできた瞬間だった。

店主はこんなチンピラみたいな風貌なのに、山鹿喜レディと共に普段から走っていたらしく、ウェアからペース配分まで実に小馴れた様子だった。
しかし、17時から店を開けるために急ぎ仕込みに戻らなくてはならないからと、我々と達成感を分かち合うヒマもなく、慌しく帰っていってしまった。

ブラザーKも、「ここまでバイクで来たから」と一人で帰路に。
結局、俺とオモシロPちゃんの二人だけが残されてしまったため、一応予定されていた「打ち上げ」まで、どこかで時間をつぶすことに。

つい最近、テレビの 『沸騰ワード10』 で紹介されていた 『銀だこ』 があったので、とりあえず入ってみると、見るからに不慣れなスタッフがえらい時間を要しながら焼いていた。
散々待たされたあげく、出てきたものはこんなに破けて、中身は生地がなくなってタコだけが残っているような代物で、さすがにクレームを申し出てしまった。

当然だが味も全然美味しくなくて、只々残念な思いで店を後にすると、そろそろ打ち上げのお店へと移動を開始したほうがいい時刻になっていた。
疲労困憊の中で、夕日を眺めながらバスに揺られる俺とオモシロPちゃん。

17時を少し回った頃、『山鹿喜』 に到着すると、すでに仕込みもきっちり終えた店主が、何事もなかったような涼しい顔で、山鹿喜レディと共に通常営業をしていた。
そう、打ち上げは、せめて店主とも労い合おうと、『山鹿喜』 にしてみたのだ。

焼き鳥に舌鼓を打つ俺。
ここの焼き鳥は、塩ではなくて特製ダレで食べることをお勧めする。
辛口で、ニンニクの風味と酸味の効いた、独特の美味しさがあるタレなのだ。

先日も綴ったとおり、この日の言い出しっぺのブラザーKが「今夜はヨガの日だから・・・・」という自分を磨く30代OLのようなことを抜かして、一向に現れなかった。
その間に、疲れもピークに達してしまったオモシロPちゃんは、意識を失い始めてしまった。
結局、21時頃になってようやく、シャワーも浴びてえらくスッキリした姿で登場したブラザーK。

すると、完全にダウンしてしまったオモシロPちゃんが、ほぼ入れ替わるような形でドロップアウトし、バス停まで送り届けて別れを告げることに。
当の俺も、この30分後には帰路へ。
結局、コイツに踊らされっぱなしの一日であった。

・・・・と、ここまで綴ったところで、動物たちの写真が一枚もないことに気付いた。
とりあえず、昨日のお昼頃に庭で撮った真熊の写真を。
真熊も、この駅伝大会のために、三連休なのににお出掛けできなかった被害者の一人だ。
動画も一点アップしておきます。
欲求不満からか、寿喜に思い切りちょっかいをだすも、冷静に対処されてしまった真熊の姿を。
これで、もう走らないで済むかと思うと、とても気持ちが楽でやんす・・・・
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ブラザーKに踊らされた俺に労いのクリックを是非。

どこにも連れて行ってもらえなかった真熊にもどうか。
【今日の一言】
WBC前はあれだけ評価が低かった小林が、今では影のMVP。 頑張りましたね。
| 局長 | 15:47 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑