楽しむ犬、おどおどする犬
いよいよ今日はWBCの準決勝ですね。 ここ2回の練習試合では投手陣がピリッとしなかったようですが、本番ではきっちり修正して世界一奪還を成し遂げてほしいです。 局長です。
――― さて、昨日からのつづきで、去る3月12日の日曜日のお話。

当ブログの「連載3,000回記念」記事の撮影に、「シャッターを押すだけの人材」として夜明け前から協力してもらった “ゆりゲラー” へのお礼として、その飼い犬でダメ犬の “タロ” もセットでここへと連れて来てあげたこの日。

人と犬が同時に楽しめる場所、そこはドッグラン。
ということで、真熊行き付けのドッグラン 『チビクロハウス』 へとやって来たのだった。
そう、俺の同級生女史 “なす” とその一族が経営するあそこだ。

3ヶ月ぶりの訪問となった真熊だが、まったくと言っていいほどブランクを感じさせない。(←なんのブランクだ)
一方のコイツはというと ―――

ビビリ犬の教科書のようなオドオドっぷりを見せていた。
「人と犬が一緒に楽しめる空間」というドッグランのコンセプトを、根底から否定するかのような空気を全身にまとっているではないか。

フレンドリーなトイプードルが挨拶にやって来ても、まったく期待を裏切らない、注文どおりのリアクションを見せる。
「腰が引ける」という言葉を、実に分かりやすく体現してくれている。

真熊は、ひとしきりフィールド内を歩いたり走ったりしたところで、この日の暖かさも手伝って一度目の給水。
その後方には、シッポが完全に下がりきった状態のタロが見える。

すると、水を汲むゆりゲラーに「早く帰ろう」という猛アピールを始めた。
不自然なほどに胴が長くて、ウナギのようなシルエットだが、その長さに反比例して肝っ玉はミニマム級だ。

結局、帰らせてもらえずにここへ留まることとなったが、常に視線はゆりゲラーにロックオン。
他人には見えないリードでつながっているのだろうか。
飼い主の甘さも如実に現れている。

対して真熊は、一度フィールドに解き放ってしまえば、恐らく声を掛けない限りは二度と戻って来ない。
糸の切れたゲーラカイト(凧)と言おうか、電波の届かなくなったドローンと言おうか、設計ミスのブーメランと言おうか、とにかく戻って来ないのだ。

たまに思い出したかのように、ゆりゲラーの元へは出向いて背中をなでてもらったりはしていたが、俺の元へは “勘当されたドラ息子” の如く近寄っても来ない。

そんなこんなで、ドッグランを思いきり楽しむ犬と、心の底から嫌がる犬との、対照的な共存風景だった。
つづく・・・・・
(次回はグルメ編)
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ウーパールーパーみたいな顔に写ってしまった真熊。

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【今日の一言】
練習試合で打たれたのは藤浪、増井と松井か。 今日は菅野に頑張ってもらいましょう。
| ドッグラン | 07:36 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑