失意のどん底へ
いよいよ今日から完全に日常生活が再開してしまうのですね。 家賃収入とかで遊んで暮らしていけないかとか考え始めちゃっている局長です。 不動産もないのに。
――― さて、少しお休みしていた12月24日(土)のお話のつづきを。

行き付けのドッグラン 『チビクロハウス』 に来ていた俺と真熊。
先客の飼い主さんたちへの真熊による挨拶回りも終わり、ようやくテンションが落ち着いてきた様子だ。

そこで俺もワンブレイクすることに。
ここのドッグランに来たら、俺の同級生女史が焼くケーキを食うべし。
ということで、この日のケーキとほろ苦い珈琲をオーダー。

しばらくしてオーナーさんが俺の座る席にケーキを持ってきてくれると、その様子を見ていた真熊がにわかにソワソワし始めた。
その姿はまるで、古びた旅館にありそうなタヌキの剥製みたいだ。

この日のケーキは、かぼちゃのそれだった。
ケーキは評判どおりに最高の味だが、実は俺クラスになると珈琲のほうにも着目しているのだ。
美味しいのだ、珈琲も。

すると、こんなときだけ犬の嗅覚をフル稼働させた真熊が全力疾走で駆け込んできた。
自分のためのケーキだと勘違いしているのか、もしくは当然シェアしてもらえると思い込んでいるのか、とにかく会心のスマイル全開である。

残念だが、これは人間用、つまり俺が食べるためだけのケーキ。
ほろ苦い珈琲と共に、週末の午後にちょっとした彩りを加えてくれる甘いエッセンス。

それなのに、大きな期待に満ちた、えらい澄んだ瞳で俺を見つめてくる真熊。
思わずこの写真を今年の年賀状に使用してしまったくらいにいい笑顔だ。

しかし、一向に食べさせてもらえないどころか、いつものように向かいの席に座らせてすらくれない俺の態度に、さすがに何かを感じ始めたらしい。
少しずつ笑顔が消え始めた。

そして、露骨なまでにガッカリした表情に。
悲しさ、切なさ、寂しさ、虚しさ、あらゆる負の感情を表しているではないか。
ポメラニアンのくせに。

すると、二本足立ちすらやめて、さらに哀愁が漂う目つきで俺を見つめ始める真熊。
古来、「目は口ほどに物を言う」とはよく言ったもので、俺を責めているのが分かり過ぎる目だ、これは。

俺はただ同級生女史が焼いているケーキを食べたかっただけで、愛犬に対して酷い仕打ちをしているわけではない。
だのに、何ゆえこんな目で見つめられなければならないのか。

な・・・・、なんかゴメンな・・・・・
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真熊が挨拶回りしている隙にオーダーすべきだった。

日常生活に戻っても、応援よろしくお願いします。
【今日の一言】
今週から衝撃的な寒さに見舞われるようですね。 花粉症はイヤだけど早く春になってほしい。

ひょんなことから三度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。
| ドッグラン | 01:54 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑