元旦の贅沢
年始に「au」の 『三太郎』 シリーズのテレビCM(ロングバージョン)を見ると、なんだか幸せな気分になるのは俺だけでしょうか。 docomoユーザーの局長です。
――― さて、俺には毎年元旦の恒例となっている行事があることに気が付いた。

これだ。
「お正月の贅沢」として、心のわびしさを埋めるように出来合いのお寿司を食べる儀式だ。
概ね元旦に執り行われている。

大晦日の遅めの時間に近所のスーパーで購入しておき、年が明けてからの一食目として、神聖な気持ちで口に運ぶのだ。
そんな大切な新年最初の食事を、“物撮り” している間に狙い撃ちしようとしている存在が。
油断も隙もあったもんじゃない。

危険な生き物を遠ざけた上で、いざ実食。
よく見ると、新年最初の神聖な食事だと豪語しながら、なんていう微妙なセンスのシャツを着ているのか、俺は。

さっきの「猫の石像」みたいな生き物が再び近づいてきては俺の膝をガリガリしてくるので、一応お隣のイスに座らせてあげつつも、あとは一切シカトで箸を進める。
まずは光り物がないので、ホタテからだ。

玉子、エンガワ、マグロと食べ進め、穴子に手を伸ばしたところで、見るからに危険な生き物がもう一匹現れてしまった。
猫の石像みたいなヤツは逆サイドに回り込み、両側を囲まれる形になった俺。

魚の匂いに吸い寄せられているのは分かるが、ワサビなんて食べさせようものなら、間違いなく人類が初めて目にするような危険なリアクションを見てしまうことになるだろう。
コイツらの身を案じ、心を鬼にして少しも食べさせてあげない俺。

では、まったく必要ないと思うが、過去の当行事の様子も振り返ってみよう。
●2016年 ●2015年 ●2014年
「毎年恒例」と言いながらも、振り返ってみたらまだ今年で4回目だった。

その後も、両隣の危険な生き物たちの存在など視界の中にすら入らせず、一心にお寿司を食べ進めていく俺。
よくよく考えたら、お吸い物はおろかお茶(あがり)すら用意していなかった。
さすがにこれでは神聖さを損なうので、来年からの課題にしようと思う。

ということで、あっという間に完食。
出来合いだけど、「食通」感がゼロの俺には十分すぎる美味しさだった。
ケンタッキーフライドチキンでも、同じくらい満足できると思う。

そんなことより、俺がお寿司を食べる前にちゃんとごはんを食べさせたというのに、何をお腹をすかせたような顔をして寄ってきたのか、コイツらは。
デザート気分だったのか、おかわり気分だったのか。

俺が席を立った後も、お寿司が気になって仕方ないらしい寿喜。
俺も家でお寿司を食べるなんて元旦の年に一度くらいしかないのだが、そういえば以前にもこうして執拗にお寿司を狙っていたことがあった。
以前のお寿司狙いの様子 >>> 2010.03.06 『寿司狙い…』

魚の匂いと酢飯の香りのコンビネーションが猫の嗅覚をくすぐるのだろうか。
今後も家でお寿司を食べるときは要注意だ。
多分、次回は来年の元旦だけど。

繰り返しになるが、猫たちには俺が箸をつける前にごはんを食べさせている。
しかも、俺と同じように「元旦の贅沢」として、“いなば” の 『金のだしカップ』 を。
ものの数秒で平らげてしまっただけだ。

それはそうと、外を眺める稚葉の様子を見ると、やはり野良猫キャリアが長かったために、お寿司のような人間の嗜好品には興味を引かれないのだろうか。
「金のだしカップ」は瞬殺だったけど。
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今年も「猫がいるところに事件あり」の予感がぷんぷん…

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【今日の一言】
お正月恒例の「あの企画」は明日決行しようと思っています。 今年は少ないかな。

ひょんなことから三度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。
| 日常 | 09:00 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑