秋保大滝
まだ梅雨明け宣言はされていないはずだけど、梅雨は終わったのでしょうか。
雨が降りませんな。 こりゃ水がめの危機は決定的なものですね。 局長です。
――― さて、本日も「仙台で会いましょう」企画翌日のレポート続編を。

犬同伴可能な観光スポットとして、人類の英知の結集インターネットで検索してやって来た「鳳鳴四十八滝」は、極めて「まぁまぁ」な滝で、魂を揺さぶられるほどの感動もなければ、かわいい写真を撮ってインスタでシェアしちゃうような乙女心もくすぐられない、いまいち消化不良な印象であった。

そこで、もっとSNSしちゃいたくなるようなスポットを求めて再び走り出した我々一行。
かのFacebookを創設したザッカーバーグも、「結局、人はつながっていたいんだ」という名言を残したことに表されているように、我々は仙台での感動を多くの人たちとシェアしたがっていた。

そうした葛藤の中でたどり 着いた場所が、ここ。
「秋保大滝」。
もはや、ここまで来たら滝つながり。
SNSしちゃえるクラスの滝にめぐり会うまでは、神奈川県には帰れない覚悟であった。

神社から駐車場、休憩施設まで完備されているので、それなりの集客がある滝らしい。
我々の期待は俄然高まる。

さらに、険しい山道を進まないと姿を現してくれないもったいぶりよう。
真熊もマーキングに余念がなかった。

ひたすら山道を下り、途中で一般道に出たりもし、「それならこの辺に駐車場を作ればいいじゃないか」なんて不満も抱かせつつ、すると今度はかなりヘビーな上り坂に。

「山を登らせるくらいなら、最初から下らせるな!」
その山道がハード過ぎて、ついつい我々の口から出る言葉は悪態ばかりになっていた。

すると、再び急な下り道となるという「ハイ&ロー」を延々と繰り返させられながら、ようやく滝の眼前に到着。

すでに、たくさんの人の姿が。
ここから先は、道なき岩場を突き進んで、適宜ベストポジションを見つけて腰を下ろすしかないらしい。
そして、我々の目に飛び込んできた景色というのが ―――

これだ。
秋保大滝。
実に素晴らしい・・・・・

確かに、これだけもったいぶった道のりだけのことはある。
荘厳というか、秀逸というか、とにかく美しかった。
(犬の顔には美しさどころか生気すら感じないが…)

きっと、マイナスイオンも半端ないはずだ。
俺の天然パーマネントも、この瞬間だけはハリとコシのあるクレオパトラのようなドストレートになっていたことだろう。

落下する衝撃による水しぶきが、そのまま岩肌や木々をバックに舞い上がる景色には、自然の雄大さを感じずにはいられない。

シェアした。
写真を撮っては、SNSしまくっていた。
この美しい景観の前では 、「秋保大滝なう」などの低レベルなコメントは入れられなかった。

多くの人たちが、この岩場に腰を下ろしてただ滝を眺めていたが、皆一様に無口であった。
薄っぺらな感想など跳ね返されそうなスケールだからだろう。
真熊も笑っていた。

こうして、幸運にも二軒目にして納得のいく滝を拝むことができた我々一行。
しかし、感動が大き過ぎて、どうにもその場所から動くことができずにいたのだった。
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滝行なんか試みたら即死レベルの水量だった。

水しぶきで髪の毛はしっとり、心はうっとり。
【今日の一言】
今年の動物たちの暑さ対策はどうしようかな。 お風呂を冷室にしちゃおうかな。

ひょんなことから腕時計 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターをやってます。
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