春の恒例行事 2016
トレンドリーダーとして時代の最先端を行き、常に流行を先取りしているだけに、昨日行った病院でも「最近流行の風邪ですね」と診断された局長です。
――― さて、少し前のことになるが、4月半ばのある週末のお話。

真熊を連れて、ある場所へとやって来た俺。
キョロキョロと辺りを見回し、過去の記憶をたどっていく真熊。
ほどなくして、記憶の点と点が線でつながったらしい。

そう、真熊の掛かり付けの動物病院である。
とはいえ、とくに真熊が体調を崩したわけではないので、心配ご無用。
9歳のシニア犬となったが、日々すこぶる元気である。

すぐに順番が来て、診察台に乗せられる真熊。
犬飼いなら分かるであろう、この時期の「お約束」を。
狂犬病の予防接種である。

ちなみに、体重は3.36kg。
最近は、3kgを超えたり切ったりを繰り返している。
この日は少しオーバーウェイト気味である。

何も体調不良感はないのに、いきなりここに連れて来られたことに不安を隠せない真熊。
耳がどこかへ行ってしまっている。
目はいつになく大きい。

フォルムは完全にアザラシである。
カカオ70%のチョコレートならぬ、「アザラシ120%のポメラニアン」だ。
つまり、ポメラニアンの割合はマイナスだ。

聴診器での診察や触診を経て、写真を撮るヒマもないくらいアッという間に注射をプスっと。
なんの痛みも感じなかったらしく、真熊も何をされたか理解していないようだった。

というわけで、注射も終わり再び待合室へ。
何をされるのかという不安から解放され、自然と笑顔が戻る真熊。
きっと、ちょっと遊びに来たくらいにしか思っていないだろう。

これで、今年も犬飼いとしての義務を果たした俺。
狂犬病予防法を遵守するのは、飼い主の責務なのだ。
自分はインフルエンザの予防接種を受けたことがほとんどないのだが。
しかし、この日のミッションは真熊の注射だけではなかった ―――

真熊の横に置かれたキャリーから、ただならぬ殺気にも似た重たい空気が漏れ出ている。
中には一体何が・・・・
つづく。
狂犬病の注射は痛くないらしく、たいてい気付かずに終わっている真熊 ―――

遊んでもらっているわけではないことは分かっているらしい。

不安から解放されての笑顔にクリックを。
【今日の一言】
この二日間は、花粉症シーズンのピーク時と同じくらいの鼻水が出ました・・・・
| 真熊 | 01:00 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑