浮見堂
GW10連休明けの社会復帰ウィークがようやく終わります。 長かったです。
夏休みと春休みで一ヶ月半ずつ休んでいた大学時代が懐かしい局長です。
――― さて、あと3回くらいで終わる 『奈良で会いましょう』 企画のレポート続編。

『奈良公園』 内にある「飛火野園地」という広大な原っぱでの鹿とのコミュニケーションを終えた我々一行は、再び園内を移動。

何やらものすごいボリュームの桜ゾーンが目の前に現れた。
この日のガイド役である不純物ゼロの奈良県民 “シホ” さんが、本来俺を案内しようとしていた場所へと向かっていたのだ。

だが、途中で先ほどの「飛火野園地」を俺が見つけてしまい、思いがけない “寄り道” となっていたのだった。
シホさんにとっては、ようやく本来の目的地にやって来たというところだ。

「飛火野園地」からさほど離れていないというのに、ここでは鹿が一頭も見えない。
なぜ鹿たちは、ここへは来ないのだろうか。

そんなことを考えている俺をよそに、シホさんは真熊の “階段ダッシュ” に合わせて、小走りでどんどんと先へ進んでいってしまった。
まるで桜に吸い込まれていくかのように。

階段を降りきると、そこは池のほとりが桜並木になっていて、さらには辺りも暗くなり始めていたために街灯まで灯されているというムーディーな雰囲気。

桜慣れした奈良県民でも、さすがにこのロケーションは感激なのだろうか。
夢中でカメラのシャッターを切るシホさん。
そんなことより、ここに来た主の目的はこの木造建築 ―――

これは、『浮見堂』 という歴史遺産。
文字どおり、池にお堂が浮いている、なんとも神秘的な建築物なのだ。
まるで、広島の厳島神社のようだ。

この池は “鷲池” というのだが、現在大掛かりな工事中で、所々水を塞き止めたりしているため、干ばつのように水のないスポットが発生してしまっている。
本来は、もっと水の多い池に、このお堂が “浮いて見える” らしい。

奈良公園と言えば、おそらく多くの人が「大仏か鹿」という印象しかもたないはずなのに、さすがは日本一桜を贅沢している奈良県民。
こんなに素敵なスポットを知っているなんて。

浮見堂をバックに、“桜博士” に抱っこされる真熊。
「恐るべし奈良県民」という俺の心の内側を体現しているような表情になってしまっている。

写真を撮りまくったところで、いざ浮見堂の中へを歩を進める。
建物自体は、公園にある休憩所のような、壁もない、単に屋根があるだけの造りだが、それでも屋根や橋などそれぞれの建造物に施された芸術的な技術には感動すら覚える。

池さえ塞き止めていなければ・・・・
水が豊富なら、“ダイヤモンド浮見堂” ばりの、水面に建物がきれいに写り込むような現象にも期待できただろうに。

そして、この見事な桜。
まったく、奈良は桜の見所三昧だ。
次から次に現れる桜を絡めたきれいな景色に、テンションも最高潮に ―――

ムーディーな浮見堂と真っ黒な真熊に愛のクリックを。

奈良県には素敵な桜スポットがたくさん。
【今日の一言】
三菱自動車、ユーザーへの保障云々よりも先に日産との資本協力の話ばかり・・・・

| 会いましょう企画 | 07:58 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑