法隆寺
カレンダーどおりに今日がお仕事の人も多いことでしょう。 10連休の局長です。
朝からのんびり 『ZIP』 とか 『スッキリ』(共に日テレ)を見れるなんて、優雅ですね。
――― さて、昨日から再開した 『奈良で会いましょう』 企画のレポート続編。

桜スポットの穴場としか言いようのない「三室山」を堪能した我々一行は、同じ斑鳩(いかるが)の街にある国宝 『法隆寺』 へと移動していた。
ここは桜スポットではないのだが、境内には所々に桜が咲いている。

一枚目の写真は、この奈良時代に建てられた「経蔵」の前に咲く桜。
初めてやって来た1,400年の歴史をもつ法隆寺だが、天気は相変わらずグズグズ。
でも、この雰囲気には、むしろ雷なんかも似合いそうだったりする。

「経蔵」の真反対側にあるのが、この平安時代に建てられた「鐘楼」(しょうろう)。
文字どおり中には鐘があって、かの正岡子規が詠んだ “柿食えば鐘がなるなり法隆寺” という句は、この鐘のことを詠っているのだ。

その鐘楼の前には、枝垂桜が咲いていた。
しかも、かなりピンクの色が濃い。

この日のガイド役である奈良県民の “シホ” さんに、「写真撮ってやるさかいに」と言うと、こういうポジショニングを取ってきた。
桜の前に控えめに立つ、当たり前すぎる構図だ。

しかし、俺クラスともなると、こういうポジショニングを取る。
枝垂桜という特性をフルに活かすべく、枝の中に入り込み、桜との一体感を表現するのだ。
こうすることで、まるで俺の体が桜の幹に見えてしまう “マジック” が使えるようになる。

そんな枝垂桜を使って、いかに美しい写真を撮るかといった俺の試行錯誤にも、一切興味を示さない半寝状態の真熊。
きっと、「なんとなくピンク色の世界で寝ていた」という記憶しか残っていないだろう。

現在、修復解体工事中の「中門」を中心に、その正面奥にある「大講堂」に向かって境内を囲むように伸びているのが、この「回廊」という廊下。
雨の月曜日というネガティブな条件からか、この日は観光客が実に少なく、こうした「人が誰もいない」という奇跡の一枚も撮れたりした。

なぜかこのタイミングで目のサイズがマックスに大きくなる真熊。
前世で「回廊」にまつわる出来事でもあったのだろうか。
日本犬ではないポメラニアンのくせに。

人が来ないうちに、この珍しい光景との記念撮影を。

「回廊」は奈良時代に造られたものだが、重機のない時代にこの格子窓やら石畳を造るというのは、一体どれほどの労力を要したのだろうか。

こうして、法隆寺のメイン部分でもある「西院伽藍」(さいいいんがらん)の拝観が終了。
真熊にとっては終始「なんのこっちゃ」といった感じだったろうが、初めてやって来た俺にとっては実に感慨深い時間であった。

それはそうと、俺の撮影技術とプロ仕様のカメラの性能によって、この一枚だけはシホさんが実物以上に可愛く写ってしまった。
すごいな、俺のスキル・・・・
法隆寺の西院伽藍の回廊に来ると、なぜか急に目を見開いた真熊 ―――

何か思い入れがあるのか、単なる偶然なのか・・・・

1,400年の歴史に感銘を受けました。 すごいよ法隆寺。
【今日の一言】
相変わらず喉の痛みと鼻水が止まらないGW四日目の俺。 コンディションが優れない・・・・

| 会いましょう企画 | 09:31 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑