夏の終わりの九十九里浜
いい連休でしたね。 明日からは天気が崩れるようだし台風も接近しているようです。 この5連休だけピンポイントで避けるような快晴でした。 局長です。
――― さて、そんな連休のちょうど中日、つまり9月21日(月)のお話。

14時過ぎ、真熊と荷物を愛車に積んだ俺は、家を出て高速道路へと乗った。
さすがはシルバーウィークのど真ん中だけあり、道路は渋滞とまではいかないまでもダラダラと混んでいた。

予定よりも小一時間くらい遅いペースで道は流れ、17時少し前に俺たちは太平洋へと出た。
九十九里海岸だ。

お台場や伊豆など、犬のわりにはかなり海馴れしている真熊。
夕暮れの海というロケーションは少し寂しささえ感じてしまうが、それでも砂浜を走らせてやりたかったので、陽が落ちる前に到着できて良かった。

その真熊の後方に、何やらけたたましいエンジン音を轟かせながら、鳥ではない何かが宙を舞っている。
先日、日テレで放送していた 『鳥人間コンテスト』 とはカテゴリーの異なる何かだ。

モーターパラグライダー。
ここへ来るたびに、なぜか俺のカメラのファインダー内に勝手に飛び込んできやがるセレブどもの嗜み。
空さえも支配したかのような人類のパフォーマンスだ。

さすがに、ここまで来れば俺たちがどこへ向かっているか見当がつくらしい真熊。
そう、“親父” の家に行くのだ。
お前の苦手な “志熊” が待つあの片田舎の家に。

その間も、しつこく辺りを旋回しつづけるパラグライダー。
夏の終わりの静かな海を、オメガトライブでも口ずさみながらのびりと散歩したいというのに、空を切り裂くようなエンジン音が実に耳障りだ。

するとそこへ、小型犬が走り寄ってきた。
チワワとポメラニアンのミックスというが、まったくポメラニアンを感じない女の子。
房総の犬だ。

その飼い主さんに全力で遊んでもらい、さらにはお腹まで撫でてもらい始める真熊。
まだ車での移動途中だというのに、まさかの砂まみれ。
俺の危惧をよそに、真熊は嬉しさを爆発させる。

それまで、あれだけ浮かない仏頂面を見せていたというのに、房総の女性に遊んでもらった途端に笑顔全開に。
しかも、強い海風を真正面から食らって、よく分からない生き物みたいなフォルムになっている。

無類の人好きだけあって、たったこれしきのことでテンションが急変する真熊。
俺とマンツーマンのときでも、少しくらい楽しげな顔を見せろってんだ、キサマ。
まだお出掛け中の人も、自宅で大人しくしている人も、終わりゆくSWに ―――

連休最終日をクリックで締めてみてはどうだろう。

連休と同時に夏の終わりも一緒に締める2クリックでね。
【今日の一言】
次の連休は正月休みか。 待ちきれませんな・・・・
| 真熊お出掛け | 15:46 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑