青春ドラマ的走り込み
そういえば、先日受けた大腸内視鏡検査の結果は正式に「異状なし」だった局長です。
10年前もそうだったけど、だったらあの下剤とか辱めとかは防げたのではないだろうか。
――― さて、昨日のつづきで日曜日のお話。

夏の陽気に誘われて、ちょっと勇み足気味に早くも伊豆の海へ行ってしまったお話。
夜中に出発し、早朝の5:30にはビーチに到着した俺たち。

このビーチは駐車場の台数が限られており、満車になるとすなわち砂浜に足を踏み入れることすらできない。

よって、早朝には到着して駐車場を確保したのちに、太陽が高くなるまで仮眠を取るというのが “通” の定石だ。

しかし、今年初の太平洋ということもありテンションに火が点いてしまった俺は、どうにも仮眠など取る気持ちにはなれず、ひたすらにビーチを走り回っていた。
それはまるで、青春ドラマでの “お約束” のような光景であったのだが ―――

悲しいかな、相手は飼い犬だった。
よって、波打ち際でキャッキャ言いながら水を掛け合うようなこともなく、「ガチンコ・ファイトクラブ」の合宿の如くひたすら砂浜を走り込んでいただけだった。

真熊も一緒に走り回っていたが、多分ヤツの場合は海だの夏だのは関係なく、単にお出掛け先での「朝の散歩」気分なだけだったと思う。
気が付くと、ちゃっかりテントに帰ろうとしているではないか。

油断も隙もあったもんじゃない。
まだ眠りに就くのは早すぎる。
もう一度、伊豆の海に来た喜びを体のすべてで感じ取る必要があるのだ。

明らかに気乗りしていない真熊。
なんという憂鬱な表情をするのだ、犬のくせに。
「なんだキサマ、まさか嫌々戻ってきたのか? んん?」

人と犬の間には、やはり適度な緊張感が必要なのだろう。
真熊の目に精気が戻ったではないか。

やる気やチャレンジマンシップに満ち満ちた、むしろギラギラした眼差しだ。
それでこそ体育会系ポメラニアン。
ということで、再び海へ突入してみる。

すると、デジャブのようなシーンを見せられた。
暑がりのくせに、冷たい水は嫌いらしい。
ワガママな性格だ。

そして、そのまま逃亡を図る。

しかも、これから波に乗ろうとストレッチをしているサーファーに向かって走り出してしまった。
誰彼構わず遊んでもらおうとする節操のなさを、こんなところでも発揮してしまう真熊。
俺も慌てて呼び戻すが、その姿が ―――
やわらかな朝の日差しを浴びて、とても情緒あふれる写真になってしまったので・・・・

セリフを「吹き出し」ではなく、映画の字幕のようなイメージで置いてみた。
実にしっくり来ている。
カンヌで受賞するような映画の一コマにしか見えない。

文字の置き方一つで、ピースフル且つハートフルなシーンに仕上がる写真。

まるで、『海街diary』 に放り込んでも、なんら違和感のないようなワンシーンだ。

そんなこんなで、不眠で運転してきたというのに、“ランナーズ・ハイ” のような状態になりつつある俺たち父子であった。
つづく・・・・
ランナーズ・ハイ状態に陥った俺に付き合わされて嫌々走り込む真熊 ―――

逆光ポジションになると何も写らない真っ黒さ・・・・

眠気を堪えて走り込んだ真熊の頑張りにクリックを。
【今日の一言】
マイコラスの勢いがハンパない。 これぞ「助っ人外国人」の鏡だ! (巨人の話です)
| 真熊お出掛け | 02:34 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑