過疎地での夕暮れ散歩
肝臓のパフォーマンスが低下しているのか未だに二日酔いと戦っている局長です。
今宵は家入レオちゃんのツアー最終日なので、早急に快復しなければ。
――― さて、三日前の水曜日、つまり7月1日のお話。

年度始めの健康診断で「便潜血」と診断されてしまった俺は、不本意ながら大腸内視鏡検査を受けることとなり、事前説明のために午後から病院へと赴いていた。
それもあって18頃には帰宅できたので、真熊を散歩へ連れ出した。

いつもは真っ暗な夜中の散歩になってしまうため、こうしてまだ明るい時間帯に歩けることはちょっと気分がいい。
充実したアフターファイブを過ごしている「できる男」のような感じだ。

やはり、俺が住む街は過疎化が深刻な問題となっているのだろうか。
間違いなく「犬の散歩のゴールデンタイム」だというのに、誰とも出くわさない。
人とも犬とも。

自治会の組長をさせられていた時期に分かったことだが、俺の住む街では「65歳以上が全体の65%」という驚異的なアベレージを叩き出している。
俺はこれを心の中で「65の恐怖」と呼んでいるくらいだ。

“近所の公園” に到着するも、予想どおり誰もいない。
ゴルフの素振りをする中年層もいない。
人気(ひとけ)を気にしながらイチャつく高校生カップルもいない。

嗚呼、子供の声がこだまする新興開発のニュータウンに住みたい・・・・
もっと人との触れ合いを楽しみたい・・・・
そんなことを思いながら歩いていたが、それでも真熊は笑ってくれていた。

自宅の近くまで差し掛かると、何やらしかめっ面をしたアメショが。
首輪をしているので飼い猫だと思うが、初めて見る子だ。
それよりも、ずいぶんと小難しい顔をした子だ。

真熊を警戒しているのだろうか。
二匹の間になんとも重たい空気が流れる。
結局この日、散歩中に出会ったのはこのアメショのみであった・・・・

次第に暗さを増してゆく空。
真熊の顔が、夕陽に反射する目とピンクの舌以外は目視で確認できなくなってくる。
夜行性でもないのに、どうしてこんな色に生まれてきたのやら。

夕暮れ時の散歩もいいもんだけど、もう少し人にもすれ違いたかったぜ。
大丈夫かな、俺の住む街・・・・
せっかく夕方に散歩したのに誰にもめぐり会えなかった可哀想な真熊 ―――

明るくて視界が良かった以外には何も収穫なし。

アクセスがガタ落ちする魔の週末だけど、応援してね・・・・
【今日の一言】
今夜は渋谷公会堂でハッスルしてフィーバーしてきますぜ!
| 真熊 | 14:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑