貸切りフリーダム
暑くなってきたせいか、猫たちがフローリングの上でゴロゴロすることが増えました。
打って変わって、暑い夏がやって来るのが楽しみでソワソワしている局長です。
――― さて、昨日のつづきで 去る5月7日、すなわち俺の誕生日のお話。

年に一度の記念すべき日だというのに、誰一人お祝いしてくれるという慈悲深い人がいなかったので、仕方なく行き付けのドッグカフェ「Smiley Smile」にやって来た俺。
心の中は、虚しさと悲しさに支配されていた。

真熊に至っては、この日が俺のメモリアルなデーだということなど知る由もない。
単に、ここへ来れば肉が食えるという条件反射的な笑顔だ。
「パブロフの犬」と同じ原理である。

木曜日の昼下がりということもあり、店内は誰もおらず貸切り状態。
天は俺をとことん孤独にさせようとしているのか。
何も罰を受けるようなことはしていないはずなのだが。

普段、自宅の周りの散歩では絶対に見せないような笑顔を、ノンストップで全開にしている真熊。
無機質なアスファルトの上を歩くよりも、ここに来ることが10倍嬉しいらしい。
あの “仏頂面” はどこへ行ったのやら。

すると、他にお客は誰もいないはずの店内に、何やら顔面がペシャンコになったモノトーンカラーの犬が現れた。

なんと、“店長” がこのお店の「看板犬」として飼い始めたペキニーズの男の子。
名前は “まるお” 。
横から見ると、マズルが短いどころか、顔自体が真っ平だった。

残念なことに、真熊とはあまり相性が良くないらしい。
真熊がどうにも関わろうとしない。
奥の席に移動してしまった。

しかし、このお店もいつも夕方から夜にかけてばかり来ているせいか、こうして陽の高い時間には実に柔らかな光が差し込むということを初めて知った。
壁の色やインテリアも手伝って、けっこういい感じの写真が撮れるのだ。

その後も真熊は貸切り状態なのをいいことに、さらに別の席へ移動。
一匹で三席を使う贅沢ぶり。
夜のお店だったら、テーブルチャージ料が三席分発生してしまうところだ。

といったわけで、こんな感じの写真を撮ってみたい方は、天気のいい昼下がりに、絞りを調整できるデジカメ持参でこのお店に来ているといいですよ。
我が物顔で三つの席を使いまわす真熊。 俺の誕生日だとも知らずに ―――

三席分のテーブルチャージ料取られなくて良かった・・・・

平日の昼下がりって、けっこうのんびりできるのね。
【今日の一言】
今年もいよいよ「蚊」が出現してきましたね。 さっそく刺された・・・・
| ドッグカフェ | 03:00 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑