今後の尿路結石対策 [後編]
昨夜は祝日前だというのに、「一人サイゼリヤ」 も立ち飲み屋も行かずに、ましてやブログも更新せずにソファで寝落ちしていた局長です。 生活が乱れています。
――― さて、昨日のつづき。 真熊の室内トイレ問題について。

[2010年6月4日の記事より]
もう7年間も室内トイレ・トレーニングをしているので、本やネットに書いてあるようなことは軒並みトライ済みである。

[2010年7月18日の記事より]
ここまで頑として外で用を足すのは、恐らく室内トイレを 「覚えない」 のではなく、自分の意思で拒んでいるのだろう。
とはいえ、このままでは尿路結石のリスクが高まってしまうのも事実。

俺は、仕事をして収入を得ているわけだから、いわば 「プロフェッショナルの社会人」 である。
プロの社会人たるもの、何か問題が起きた際には必ず 「再発防止」 の対策を実施するものだ。
ということで、動き出した俺。

いくら病院から処方される結石用フードによる食事療法で新たに結石ができなかったとしても、再発するリスクはゼロではない。
つまりは、恒久的な対策を要する。
そこで、新たな 「室内トイレトレーニング」 のカリキュラムを用意した。
真熊の高い縄張り意識を逆手に取った作戦である。

①我が家で普段使用しているワイドサイズのペットシートを用意し、“チップ家” に搬入する。

② “チップ” のオシッコを少しだけ付着させた 「チップ臭いトイレシート」 を量産する。

③我が家の室内トイレにそれを敷く。
気品に満ちた我が家のリビングがチップ臭くなるのも不本意だが、それもこれも真熊のため。

プライドの高い真熊にとって、自分の縄張りにチップのオシッコのニオイがすることなど絶対に容認できないはず。
恐らく、何度も何度もオシッコを上掛けしてチップのニオイを消しに掛かることだろう。
そう、真熊にとってのチップとの序列意識を利用した室内トイレトレーニングである。

真熊が明らかに見下しているであろうチップ、タヌキの “ココ”、“くり坊” あたりのニオイなら、恐らく俺の思惑通りの行動に出るはずなのだ。

逆に “サザビー” などの、ちょっとビビッてしまう相手のニオイだと、上掛けするどころか近寄りもしない可能性が高いため、この協力相手の選定は非常に重要だ。
さぁ、真熊よ。

この室内に、あのチップごときのニオイがプンプンしているぞ。
いいのか?
お前はこの屈辱的な状況を見逃せるのか?
やはりだ。

伊達に7年半もの時間を一緒に過ごしているわけではない。
お前の考えていることなど、手に取るように分かるのだ。
これまでも、ドッグカフェやよその犬のトイレには、自ら進んでオシッコを上掛けしていたからな。

その後は、朝にこのチップ尿付きシートをセットして仕事へ行き、帰宅するとその上に真熊のオシッコが “上書き保存” されているという目論見どおりの展開となった。
俺の帰宅までオシッコを我慢することなく、チップのニオイを打ち消す一心で何度も放尿。
実は、この計画 ―――

病院で、尿路結石 “予備軍” と診断されたその場で、チップ家にはお願いしておいたのだ。
チップのオシッコを付着させたペットシーツを。

まずはチップ家のペットシートで5枚ほど作ってもらい、その後で俺が新品のペットシーツを1袋持参したのだった。
つまり、診断と同時にこの計画を思いつき、即時に動き出していたのだ。

人間と同じで、犬にとっても 「もつべきものは友達」 ってことだな。
お前が見下しているチップが、こうしてお前を病魔から救おうとおしているのだ。

お前もチップが輸血を必要とするような事態になったら、たとえ血液型が異なっていても強引に輸血してやるんだぞ。
こうして始まった新たなトイレトレーニング。

真熊の鼻がチップのニオイに慣れてしまったときには、ココを出動させるかな。
タヌキのオシッコが使えるかは分からないが、やってみる価値はあるだろう。
不本意ながらチップのおかげで、なんとか室内トイレも使うようになってきた真熊 ―――

なんでチップのニオイがするのか、毎日不思議な思いだろう・・・

自分の尿が真熊を助けていることなんて知りもしないチップ。
【今日の一言】
週の真ん中の休日も、中休みみたいでいいもんですな。
| 真熊 | 10:48 | comments:21 | trackbacks:0 | TOP↑