店長マジック
たまに無性に 「ハイジ」 に出てくるチーズやパンを食べたくなることってないですか?
ペーターのお婆ちゃんが好きだった白パンが食べてみたい局長です。
――― さて、一昨日からのつづき。 2月1日(日)に 『Smiley Smile』 に行ったお話。

せっかくこのお店に来たというのに、尿路結石 “予備軍” として食事療法中であるために、大好きなお肉を食べることができない真熊。
自分が食事療法中などということを知る由もない真熊にとっては、受け入れ難いストレス。

そんな真熊を気遣って、“店長” がある試みをしてくれることに。
写真を見ればお分かりだと思うが、店長がいつの間にか “CCB” のような髪の色になっていた。
ちなみに、CCBとは 「ココナッツ・ボーイズ」 の略である。

持参した処方フードを温めて、店長が食べさせてくれるというのだ。
同じフードでも、家で食べるよりも気分的に美味しく感じるのではなかろうか。
むしろ、同じフードだということに気付かない可能性のほうが高い。

いつものお肉ではないことくらいは理解している真熊。
それでも、店長が食べさせてくれるからには、きっと美味しいものだという絶対的な期待感だけは変わらない。

そんな巧みなメンタル・コントロールの中で、毎日食べている処方フードをそうとも知らずに食べさせてもらう。

まったく気付いていない真熊。
やはり食事は 「環境」 というものが大事なのだろう。
おにぎりだって、家で食べるのと、山の上で食べるのでは、味がまったく異なるものだ。

普段はめったに見ることのできない白目までひん剥いている真熊。

店長も、この 「してやったり顔」 だ。
来る日も来る日もいろんな犬と接しているだけあって、手のひらで転がすかのような見事なコントロールぶり。

残り少なくなってくると、今度はお湯でふやかしてスープ状にする店長。
真熊も完全に踊らされている。
毎日、家で食べている処方フードだというのに。

スープ状にしたことで、一気にすする真熊。

店長、実に侮れない女だ。
どんな犬でも手なずけるという噂は聞いていたが、ここまで引き出しが多いとは。
髪の毛だけでなく、メガネもCCB的なのも納得だ。

それに比べて、この “腑抜け” という言葉を犬の形にしたような生き物はなんなんだ。
もはや自分の頭部の重みすら、受け止める気合いもないらしい。
テーブルにアゴを乗せて脱力する犬なんて、41年の人生の中で初めて見たぞ。
毎日食べてるフードなのに、店長マジックにより “お肉” 同様の喜びになった真熊 ―――

まぁ、俺だったら騙されないけどな。

もうこの犬に “犬らしさ” を求めることすらムダなのだろうか・・・
【今日の一言】
今日はちょっくら “とある競技” の大会に出場してきますさかいに・・
| ドッグカフェ | 14:00 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑