真熊のストレス解消
「積雪10~15cm」 などと危機感を煽っておきながら、まったく積もらなかった雪と気象庁にむしろ失望している局長です。 スコップ持って迎撃準備万全だったのに。
――― さて、先日の日曜日、つまり2月1日のお話。

尿路結石 “予備軍” として療養中の真熊を、おもむろに助手席に放り込んで、俺は愛車を走らせていた。
未だチョボチョボといった感じのオシッコの出方がつづいていた真熊。
向かったのは、ここ ―――

コーギーと何かのミックス犬が、置物のように鎮座しているお店。
そう、行き付けのドッグカフェ 『Smiley Smile』 。
思えば、これが今年の “スマイリー始め” だった。
行き付けのドッグカフェ 『Smiley Smile』 への年内最初の訪問のこと。
新年初の出勤日である “仕事始め” と同じニュアンス。
「スマイリー納め」 の対義語。
例) 「どうなの? 明日あたり晴れ着でスマイリー始めしちゃう?」

まさか、新年最初の訪問が2月になってしまうとは。
真熊も一ヶ月以上スパンが空いてしまった久しぶりの訪問に喜びを抑え切れない様子。
体調不良があったので、こういった嬉しそうな真熊の顔を、久しぶりに見たような気分だ。

実に申し訳ない限りだが、お肉は食べられない・・・・・
食事制限を課せられているので、例の処方されたクソ不味いフードを持参していた。
食べ物の持込みをお願いできるドッグカフェなんて、俺にとってはこのお店だけなのだ。

その真熊、体調が万全でないとはいえ、体育会系ポメラニアンとして先客への挨拶回りは欠かさない。
人(犬)の縁とは、挨拶から始まるということをよく理解できている。
挨拶のできない大人に、ろくな人間はいない。

最近はオシッコが出ないことで、何度も病院に通ったり、ごはんを医療用のフードに切り替えられたり、おやつをもらえなくなったり、とにかくストレスフルな毎日だったであろう真熊。
せめて、気分だけでもリフレッシュさせてやらねばと思い、この日はここへ連れて来たのだ。

予想どおり会心の笑顔を見せているので、多少はストレス解消になっただろう。
お店の共用トイレでも、チョボチョボではあるがオシッコを放出できたし、古来 「病は気から」 とも言うし、こうやって楽しく過ごしていれば悪い要素もどこかへ飛んで行ってくれるさ。

「また翌日(月曜日)から日中は家でお留守番なわけだから、今日のうちに思い切り遊んでおいてくれ」
そんな思いで、この日はめいっぱい遊ばせてやろうと俺もやる気満々だった。

そうこうしていると、“チップ家” の父がやって来た。
実は、駐車場が埋まっていたので、唯一空いていた一台分を俺に譲り、自分は自宅に車を置きに帰って、再度スクーターで戻って来たのだ。

その人の良さ、きっといつか詐欺など痛い目に遭うと思うが、人としては悪くない。
財産や地位など、騙されて失うものは多いと思うが、どうかそのままのキミでいてくれ。
真熊も彼が来たことで、さらに大喜びだし。
体調不良の中でも一生懸命に頑張ったご褒美として、フード持込みでのスマイリー ―――

これだけ楽しそうなら、きっとストレスも解消できただろう。

チップにはストレスなんて縁がなさそうだが・・・・
【今日の一言】
雪の予報は当たったけど、積雪量は完全に外れましたね。
| ドッグカフェ | 03:09 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑