暑さ対策 2014
いよいよ8月、夏本番。 その一発目の週末ですね。 局長です。
本日は職場の夏祭り。 おかげで、ROCK IN JAPAN フェスに行けなかったのです・・・・
――― さて、去年も紹介したが、俺は動物たちの日中の留守番中はエアコンをつけない。

涼しい部屋で一日中過ごさせてしまっては、暑さへの抵抗力が弱まってしまうからだ。
そうなると、夏はお出掛け自体が難しくなってしまう。

しかし、エアコンをつけないためには、ある条件が必要だ。
幸いにも我が家はその条件を満たしている。
○気密性が悪くスッカスカ。
○風通しが良い。

昨今の高気密住宅や、鉄筋コンクリートのマンションなどでは実現不可能な条件だが、築30年超えの我が家は、この二大条件をなんなくクリアしているのだ。

風通しの良さは、窓の開口面積に要因がある。
昔の家らしい、格子付きの窓が随所にあるのだ。

そして、軒下には二段になった小さな窓が。
日中、下側の窓を開け放しにしていくわけにはいかないが、この小さな窓を開けておけば、盗人に侵入される心配もないままに風のみを迎え入れられるのだ。

こうして、3方向から風を取り入れながら、且つ扇風機も2台をフル稼働にしてある。
そうすると、日中でも室内は30℃には達せず、適度な暑さと風による涼しさを共有できるのだ。

とはいえ間違いが起きては怖いので、俺も週末のどちらか一日は大きな窓を閉めきって、先述の格子付きの窓や小さな窓のみを開けて、且つ扇風機を回し、平日の留守番時とまったく同じ環境にしている。
その上で、小一時間ごとに温度計で気温を測定している。

扇風機以外にも、大理石のタイルやアルミの板を置いたり、真熊の定位置となっている風呂場のタイルには凍ったペットボトルを置いたりと、様々な工夫は施している。

そんな独自の暑さ対策が展開されている我が家だが、今夏はさらなる新しい設備を取り入れることにした。
「冷室」 の造作だ。
「温室」 の逆。
集中的に冷やしてしまう空間。
(局長独自の言葉なので一般用語ではない)

暑さ対策を施しているとはいえ、にいなは今年で9歳。
真熊も7歳になり、立派なシニアの仲間入りだ。
よって、念には念を入れて無駄なことは何もない。
ということで、「冷室」 のつくり方 ―――

ホームセンターへ出向き、資材をあれこれ物色して、ひらめいた部材をカートに入れる。
今回は、スチールパイプのイレクターにひらめきを感じた。
そう、以前に撤去した庭の “藤棚” で使用していたアレだ。

帰宅後、冷室を設置する和室に部材を並べる。

また俺がおかしなものを作るのではという怪訝な顔を見せる真熊。
誰のために、こんなに資材を買い込んできたと思っているのか。

おもむろに組み始める。
部材は足りているか。
計算違いや買い忘れはないか、いろいろと不安になりながらの作業だ。

今回は、事前に下調べしたわけでなく、この構想を具現化できる資材を探していたらコレがあったというレベルなので、ホームセンターでカートを押しながら、頭の中のみでシミュレーションしただけなのである。

そうはいっても、補強は忘れていない。
よくもまぁ10分程度の構想で、補強まで考えられたと自分でも感心する。

こうして、櫓(やぐら)が組み終わったら、ひっくり返して自立させる。
そう、この櫓が骨組みなのだ。
次に、櫓へ塩化ビニル製シートを掛けていく。

ブルーシートでもいいのだが、さすがにそれだとホームの中にホームレスの住居を作るような感じで印象が悪いので、今回はグレーにした。
とりあえず、仮組みなので、洗濯バサミでシートを固定。
本当は天井にもシートを張るのだが、この日はあえて張らずにおいた。

そして、今回の肝となるのが、これだ。
冷風扇。
単純に風を送る扇風機と違い、冷たい風を出すのだ。
簡易的なスポットクーラーのようなものか。

要は、冷室とは小さく仕切った空間の中で冷風扇を回すだけ。
なんの意味があるのかといえば、動物たちが自分の意思で出入りできるということなのだ。
暑くなればここへ入り、トイレや水飲み、または体が冷えてしまったときなどは自らここを出る。

エアコンのつけっ放しでは、常に涼しい部屋のままだ。
猫であれば、キャットウォークなどから出入りができるかもしれないが、犬の場合はそれもできない。
そこでこの冷室を考えていたのだ。

今回、天井のシートを張らなかったのは、まず動物たちに慣れさせるため。
あまり密閉した空間にしてしまうと、怖がって入らないかもしれないので、まずは大きなケージのような感覚で慣れてもらう。

ちなみにこの日の夜は、あえて俺がこの中で畳の上で寝た。
安心できる空間だということを分かってもらうためだが、さすがに畳の上に直に寝るのは辛かった。

30日の水曜日に設置したのだが、金曜日現在で動物たちもずいぶん慣れたようだ。
今年はこれで、暑さと涼しさを使い分けながら夏を乗り切ってほしいものだ。
イレクター(櫓の部材)とシートと冷風扇で、占めて20,000円。 安いもんかな ―――

冷室の構想はずっとあったのだが、今夏はサクッと具現化してやったぜ!

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
もっと安く仕上げたかったのだが、思いのほか高くついてしまった・・・・・
| 日常 | 12:58 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑