犬かき特訓
――― さて、それでもつづく今年2回目の 『熊猫犬合宿』 レポートの続編。

当合宿における一大イベントである 「犬用プールでのスイミング」 。
愛犬を初めて泳がせるというメンバーもおり、実はちょっとだけピリピリした雰囲気であった我々一行。

しかし、地面と間違えて水没するという “テクノ” の昭和感バリバリの古典的な事故により、その緊張感は一瞬でほぐれた。

そこからは、水着でプールに入った俺 ・ “チップ家” の父 ・ “まいける” という3名の 「犬かきインストラクター」 のもと、基礎からの犬かき特訓が繰り広げられる。

真熊のような経験者なら他愛ない犬かきも、生まれて初めて水に入る犬(タヌキ含む)にとっては、人間がいきなりバンジージャンプをさせられることに等しいくらいの難易度があるようだ。

そして、いざ “タヌキ” も水の中へ。
顔が強張っている。

かなり焦ってはいたものの、思いのほか早い順応を見せる。

本来は水辺で魚を捕食することもあるせいか、なかなかの泳ぎだ。
生まれもったDNAがそうさせるのだろうか。

だが、それ以上に凄かったことが。
人生(犬生)初の犬かきを終えてプールサイドに上がると、達成感からなのか、手が付けられない興奮状態に。

水を掛けると豹変する “グレムリン” を彷彿とさせる暴走ぶり。
野生のタヌキにも水を掛けるとこうなってしまうのだろうか。

読者の皆さまも、山里でタヌキと遭遇した場合は、くれぐれも水を掛けないように注意いただきたい。
一方、先ほどまさかの水没を見せてくれたテクノ。

これが水という物質だということを教育するところから始めて、再び水に入れる。
多少のパニックは見せたが、先ほどの事故がトラウマになっていることはなかった。

案外スムーズに犬かき練習へと移行できた。
一通り犬かきの基本を習得したところで、今度はライフジャケットを着て泳がせる。

なんとなく順番が逆のような気もするが、犬かきも決して楽な運動ではない。

沈まないように必死に短い手足を動かす犬の負担を考えて、勝手に浮いてくれるライフジャケットで、今度はのんびりと泳ぎながら水遊びの楽しさを覚えてもらうというのが狙いである。

真熊もとくに手足を動かすこともなく、アメンボのようにプカ~っと浮いている。

“チップ” もボウフラの如く、水面に漂っている。

こうして、人にとっては楽しい、でも犬にとっては恐らく早く終わってほしいであろうプール遊びはまだまだつづくのであった。
きっと最初からライフジャケットを着せてほしかったであろう犬たち ―――

いつ水難事故に遭遇してもいいよう、犬かきを特訓しておくのも大事なんだ。

いつもアリガトウございます m(_ _)m
マジで励みになってます!
【今日の一言】
例の県議、「号泣県議」 という称号を得たんですね。 一躍 “時の人” だ・・・・
| 真熊お出掛け | 03:07 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑