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熊猫犬日記

婚約相手に逃げられた男とその扶養家族:アライグマ・猫・犬(黒ポメラニアン)たちの奮闘記!

2014年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年07月

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梅酒マイスター

皆さま、こんにちわ。

世の中は寝ても覚めてもワールドカップ。 俺が子供の頃は、少なくとも日本ではほとんど騒ぎになんかならなかったというのに。 時代は変わりゆくものです。 局長です。



――― さて、先日の土曜日、つまり6月14日のお話。


20140618_梅もぎ1

梅雨の谷間を縫って、庭の梅をもいだ。

例年は、梅雨明けを待って、すでに痛み始めたような状態の梅をもぐことになっていたが、今年は非常に幸運なことに、散々降り続いた大雨が週末にピタリと止んだのだ。



20140618_梅もぎ2

このタイミングを逃す手はない。
迷うことなく農作業フォルムに身を包み、庭に脚立を設置した。



20140618_梅もぎ3

今年は諸般の事情で、“小坊主” やら “餡ドーナツ” といった人足はいない。
俺一人の孤独な作業だ。

三脚と手持ちを使い分け、巧みなカメラワークを見せながら、梅もぎと撮影を同時並行で行う。



20140618_梅もぎ4

春の息吹を十二分に感じさせるほど、新緑に生い茂った梅の木。

それは同時に、俺の力作である芝生に対し、太陽光を遮断するというデメリットを生み出すことでもある。
よって、梅をもぐと同時に、伸びた枝葉を剪定する必要があるのだった。



20140618_梅もぎ5

その間、真熊は芝のベッドで気持ち良さそうにくつろいでいる。
「ハイジ」 で言うところの 「乾草のベッド」 の如く、柔らかな寝心地なのだろう。



それでは、まったく必要ないと思うが、これまでの梅もぎの沿革を振り返ってみよう。


2008年 豊作。

20110619_梅酒3

ホワイトリカーと氷砂糖のオーソドックス仕様を大瓶で漬けた。
>>> そのときの様子


2009年  収穫なし


2010年  収穫なし


2011年  大豊作。

20110617_梅もぎ3

小坊主を動員し、姉家族に3kg分け与えても大瓶2つ分の梅酒を漬けることができた。
>>> そのときの様子



2012年  凶作。

20120626_梅もぎ2

台風があり、数も少なく痛みも激しかった。 梅酒は諦め、梅ジャムを制作。
>>> そのときの様子



2013年  凶作。

20130629_梅もぎ4

やむを得ず小瓶で少しだけ梅酒を漬ける。
>>> そのときの様子



迎えた2014年、見た感じでは梅の実の生育状態も良好。


20140618_梅もぎ6

自分では梅酒なんて一切飲まないというのに、毎年まるで何かに追い立てられるかのように梅をもぐ俺。

オカン” は梅干しを漬けていたが、俺はさすがにそこまでは追求できない。



20140618_梅もぎ7

それでも、俺が局長を務める 「とある組織」 では、この我が家産の梅で漬けた梅酒は 『局長梅酒』 と呼ばれ、「チョーヤの梅酒」 とほぼ同レベル、いやそれ以上のブランドとして構成員たちから愛されているのだ。



13時頃から始めた作業も、気が付けば2時間、3時間と経過してゆく。


20140618_梅もぎ8

俺は腰から蚊取り線香ホルダーをぶら下げ、虫よけスプレーも全身に噴霧した万全の態勢で梅をもぎ続ける。

途中、カメラの元へ駆け寄っては、セルフシャッターをセットして、ダッシュで脚立へと走る。
ご近所さんから見たら、「梅をもぐ自分の勇姿を写真に収めたいおかしな男」 と映ったことだろう。



20140618_梅もぎ9

なんとでも言うがいい。

自分が老人になった頃、「嗚呼、41歳の頃はこういう華麗なフォームで梅をもいでいたなぁ」 といった思い出に浸れるかどうかは、今ほんの一瞬の恥をかく勇気がもてるかどうかに掛かっているのだ。

そんなこんなで、すべての梅をもぎ終えた俺。



20140618_梅もぎ10

さらに、残っていた枝葉の選定も終えると、時刻は18時を回っていた。

ここまで小枝を伐採しておけば、もうこの梅の木を伝って三毛猫がベランダまで登ってきて、やがては家族の一員になってしまうような事故もなくなるだろう。




翌日。


20140618_梅酒1

果実酒用のホワイトリカーを買ってきて、さっそく梅酒を漬けた。

今回はオーソドックスに。
梅と氷砂糖にホワイトリカーという構成。



20140618_梅酒2

但し、今年は収穫の時期が良かったため、梅の実のクオリティが高い。
きっと美味しく漬かるだろう。



20140618_梅酒3

しかし、明らかに、梅とホワイトリカーの量が合っていなかった。
(後日、再びホワイトリカーを買ってきて注ぎ足した)



20140618_梅酒4

また最低でも3年以上は寝かせてから、とある組織の構成員たちにでも振舞おう。
もしくは、熊猫犬ファミリーなどへ。

梅の木よ、また一年間、心置きなく休眠してくれ。




・・・・と、ここまで綴って気付いたことが。


20140618_梅酒5

梅酒ブログのようになっていて、動物たちの写真がほとんどなかった。

ということで、大慌てで真熊と梅酒のコラボレート画像を撮影してみた。
左が日曜日に漬けたもので、右が2011年製。



20140618_梅酒6

時間と共に梅のエキスが染み出して、味に深みが出てくるのだろう。
俺は飲まないけど。



20140618_梅酒7

動物たちにとっては、これが一体なんなのかも分からない様子。

俺が丸一日かけた庭での肉体労働の末に収穫したものが、こうして瓶の中に漬けられていることが、最初から最後まで理解できないのだろう。



そして、今年も “夏の風物詩” のような光景が。


20140618_梅酒8

扇風機のベース部分でくつろぐストレス猫にいなの姿だ。

そこへ、よせばいいのに寿喜が、頼まれてもいないのに毛づくろい。
こういったスキンシップが、かえってケンカのきっかけになる2匹なのだ・・・・




自分が飲むわけでもないのに、毎年梅の木と格闘して梅酒を漬ける俺 ―――




庭に麦が生って地ビールを作るのなら、もっと燃えるのに。



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【今日の一言】

床下収納を見たら、まだ2008年生の梅酒が残っていた・・・・
 

| 局長 | 00:28 | comments:38 | trackbacks:0 | TOP↑

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