「熊猫犬オフ会」 タヌキ騒動
オフ会以来、ランナーズ・ハイ状態のままようやく花金がやって来ました、局長です。
もはや曇り空の下で使う太陽光電池式の電卓のほうがいい動きをすると思います。
――― さて、本日も懲りずにいってみよう、『熊猫犬オフ会』 レポート続編の第5弾。

この日の俺は疲れていたのだろうか・・・・
無理もない。
それまでの3か月半、とくに直前の1か月に関しては、ほぼ毎日をこのオフ会の準備に費やしていた。
疲れてないと言うほうが無理があるというものだ。

人間、疲れがピークに達すると、幻覚や幻聴に悩まされたりすることがあると聞く。
恐らく、この日の俺もそうだったのだろう。

会場にタヌキが2匹見えるのだ。

賢明な読者の皆さまなら周知のことだろう。
そう、タヌキとは “サヨ” ちゃんが 「ポメラニアン」 だと詐称し続けながら育てている疑惑の生き物 “ココ” だ。

その姿が、この日の俺にはどうしても2匹に見えてしまうのだ。

これ以上、幻覚に苛まれるのは御免だと思い、急ぎその場を離れたが、後で聞いてみると、実はココとは別物のタヌキだったらしい。
いや、そんな理路整然と文字にするようなことではない。

あの疑惑の生き物が、この世に2体以上存在しているという事実に、今でも思い出すだけで手の汗が止まらなくなる。
それだけではない。

さらにもう一体の姿が。
正直、俺もパニック状態だ。
しかも、今度こそ本当に幻覚だろうか。

頭に葉っぱを乗せているではないか。
昔の言い伝えは本当だったのか。
やはりタヌキは人を化かすのか。

動揺する気持ちを落ち着かせながら、一人の成熟した大人として、この事態を整理していこうと思う。

まず、このどこからどう見てもココにしか見えない小型のタヌキは、“Loco” という名前の自称ポメラニアン。
胸元の白い “ギャランドゥ” までココと瓜二つ。

笑った顔も、「赤ずきんちゃん」 に出てくるオオカミのようで、ココとまったく同じ。
但し、よく見比べてみると、ココより若干ボディの色が濃い。

次に、この大きめのタヌキが “あずき” という、同じく自称ポメラニアン。
葉っぱは天然ものではなく、ママである “ころん” さんのお手製とのこと。

つまり、飼い主さんが自らタヌキということを認めてしまっている形だ。
実に潔い。

これまでサヨちゃんは、「熊猫犬ファミリー」 の中でも肩身が狭そうなときがあった。
真熊、“くり坊” 、“ルル” といったノーマルのポメラニアンと一緒に行動する中では、ココのことをポメラニアンだと言い通すことに限界を感じていたのだと思う。

そこへ、まさかのドッペルゲンガーの如きソックリな存在が現れたことで、何かの呪縛から解き放たれたかのような安堵の顔を見せるサヨちゃん。

「もう、ポメラニアンなんて嘘をつかなくてもいいんだ」
「タヌキを育てているのは私だけじゃない」
そんな勇気に満ちた表情だ。
心のしこりが取れたとは、まさにこういうことを言うのだろう。

なんだか俺も朗らかな気持ちになった、オフ会での一コマであった。
ポメラニアンとタヌキが共存できる優しい空間だった 「熊猫犬オフ会」 に―――

チョコレート色のポメラニアンは存在するけど、この3体は生粋のタヌキです。

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
寝坊してしまったため、【きょうの参加犬たち】 は一回お休みさせていただきます。
すみません・・・

| 熊猫犬オフ会 | 07:47 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑