屈辱の人間キャンバス
ついにソチ五輪が終わってしまいましたね。 局長です。
たくさんの感動をありがとう。 4年間、死に物狂いで頑張ったアスリートたちに、リスペクト!
――― さて、二日間ほど空いてしまったが、第二回 「熊猫犬合宿」 レポートのつづき。

お酒もほぼ飲み尽くし、宴も終焉に差し掛かった頃、俺もいつしか座ったまま眠りの世界に落ちてしまっていた。
天使のようなキュートな寝顔を見せる40歳。
すると、駄天使どころか、悪魔に近い人間の毒牙が・・・・

すっぴんの後悔が厳しく規制されているため、その表情が伝わらないと思うが、鬼神の如き顔つきで右の掌底を振り上げたその女。

なんの躊躇もなく、そのフォアハンドの掌底をフルスイング。
血しぶきと共に、俺の頭部が揺れる。
この間に、間違いなく頭蓋骨の内側に脳が数回ほど打ち付けられていたはずだ。

頬を打った後のフォロースルーもきっちり。
本来なら、こんなことされてまで 「公開NG」 とすっぴん顔に目隠しをしてあげる必要もないのだが、そこは俺の体内に脈々と流れる 「優しさ」 という血ゆえに仕方ない。
それよりも、さらに許せないのが、この女だ。

掌底どころか、拳(こぶし)。
宴会の最中だったので、マウスピースも噛んでいなかったというのに、そこへ渾身の右ストレート一閃。
スーパースロー映像で見てみよう―――

その衝撃で、目が若干だが開いている。
この瞬間、奥歯が数本いっている。
親不知(おやしらず)が残っていたら、間違いなく抜け落ちていただろう。

スタンディングだったら、このままストップモーションで前のめりにフロアへ倒れ込んでいただろうが、幸いにもイスに座っていたため、それは免れた。

そして、なんなんだ、この会心の笑みは。
前々から思っていたが、一度この女には地獄を見せてやらないといけないと思う。
手足を拘束した上での 「くすぐり攻撃」 とか。
さらに終わらない、「ミス熊猫犬日記」 2位と3位による攻撃。

“サヨ” ちゃんが、おもむろに俺の顔に何かをしようとしている。
この気品に満ちた紅顔に。

私物のアイラインを使って、ためらいもなく俺の顔に何かを描き始めた。
パンチの衝撃で気を失っていたようだが、その間にサヨちゃんとこんなに接近していたなんて。
ちょっと照れる・・・・

そんな俺の10代(ティーン)の如き清純な心を踏みにじるように、サヨちゃんは筆を走らせる。
人の顔に落書きするくらいなら、自分の顔にきっちりメイクをして、すっぴんによる 「公開NG」 を解いてほしいものだ。

ここで、少しだけ目を覚ました俺。
もっとシャキッと起きてさえいれば、くだらない落書きもここで終わったものを。
不本意ながら、再び眠りの世界に舞い戻ってしまったのだった。

ここからは、先ほど俺に右ストレートを浴びせた 「東北出身のくせにスキーもスノボもできない残念な女」 も参戦。
美女からのキスのためだけに、必死にきれいに保っている俺の頬へ、何やらくだらないメッセージを描き始めていた。

二人掛かりによるアーティスティックな創作活動。
もはや、俺の顔は 「人間キャンバス」 と化していた。
“餡ドーナツへの行為” に対する報いが、今頃やって来たのかというのか。

少しでも俺が動こうものなら、即座に動きを止める確信犯たち。
ついさっきまで完全に目が逝っていたというのに、このイタズラが始まるや否や、水を得た魚の如く活き活きとしている。

こうして、なんとも前衛的でアバンギャルドな作品が完成。
熟睡しているというのに、大きく目を見開いているようだ。
ガンダムの “ブライトさん” のように白目がないのが唯一のマイナス点か。

こんな暴挙にさえ一切気付かずに、頭(こうべ)を垂れて寝続ける俺。
なんたる屈辱!
彼奴らに、この上ない辱めを受けさせてやりたい。

そのまま布団まで運ばれて、さらにリラックスして眠る俺。
顔だけ見ると、目が冴えまくって天井を見つめているようにしか見えないが、実際は目を閉じて熟睡していたのだ。
保養所を確保して、この企画もしてやっているというのに、まさかの仕打ちに―――

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【今日の一言】
昨日の 「雪かき2.0」 。 俺の造語です。 よそでは通じない言葉なので要注意を!
| 真熊お出掛け | 01:12 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑