愛車の発掘作業
なかなかメダルが取れない日本勢。 オリンピックには魔物が住んでいると言いますが・・・・
頑張ってほしいです。 この日のために4年間も苦しい思いをしてきたのだから。 局長です。
――― さて、大雪レポートの続編。

「二十年に一度の大雪」 などと銘打たれている豪雪の話を、たった一日で消化してしまうのは非常にもったいないので、ここはもう二回くらい引っ張ってしまおうかと思う。

「犬は喜び庭かけまわり」 と動揺で歌われているとおり、真熊は雪が大好きなようだ。
ただでさえ暑がりのポメラニアンだから、これくらいの寒さがちょうどいいのだろうか。
そして、白銀の世界では、その黒いボディが目立つこと目立つこと。

こうして雪の中にたたずむと、どうみても愛玩犬の姿ではないな。
やはり樺太犬の血が混じっているのだろうか。
犬ぞりでも引かせてあげたい。

ひとしきり雪遊びに興じた真熊だったが、ここで一旦終了、家の中へ。
また後で遊ばせてやる。
二十年に一度の広大な銀世界は、俺に重要なミッションを与えてきたのだ。

愛車の救出だ。
“Mキック” と一緒に買った 「オレンジ色の憎いヤツ」 が、食虫植物に喰われた虫の如く、ほぼその姿が消し去られてしまっている。
まずは、俺と愛車を阻む大量の雪を除去してゆく。

インフルエンザ明けと言えるのかも分からない、まだ 「タミフル」 を服用している段階ながら、そんなことはお構いなしに雪かきスコップを振り回す。

その間、一筋の道を掘り進む謎の老人と、雪の中でバッタリ遭遇したりしていた。
シルクロードでもイメージしていたのだろうか。
深い深い雪と格闘すること2時間。

ようやく愛車の前方の雪をほぼ除去することができた。
車を右に発進させることは、もはや諦めていた。
ここしばらくは左折出庫のみで生きて行こうという気持ちの現れた雪かき跡。

尚も雪を掘り続け、ようやくアスファルトが見えてきた。
久しぶりのアスファルト。
夏にはミミズを干からびさせるコイツも、雪の前では無力さを露呈している。
今度は、車の周囲も掘り返す。

ドアの開け閉めができて、初めて車に乗り込めるのだ。
後方のマフラー周りの雪も当然除去。
屋根の上の雪は、自然に溶け出すのを待とう。
こうして、車を車庫から走り出させ、且つ家の前を走り抜けるだけの雪かきは完了した。

掘った雪は、その横にうず高く積んだ。
2DKくらいの 「かまくら」 が作れそうだ。
雪山はここだけではない。

置き場がなくなってしまい、やむを得ず我が家の駐車場も解放した。
ここにも 「かまくら」 が作れそうだ。
こじんまりしたタイプが。
結局、3時間以上を費やして救出した愛車だったが、当面は乗れないことが判明した。

我が家の周りの道路がこれなのだ。
各家庭で雪かきされた雪が両脇に盛られており、とても車が走れる幅を確保できていないのだ。
なんだったんだ、俺の重労働・・・・

愛車の救出と共に自宅周りの雪も除去し、なんとか生活への支障は最低限のレベルまでもってこれたところで、再び真熊を出してあげる。

たかだか3時間の間に様変わりした光景に驚きを隠せない真熊。
それくらガチの雪かきをしたのだ。
しかも町内総出だ。

このうず高く積まれた雪たちが完全に溶けるのは、一体いつになるのだろうか。
しばらくの間は、アスファルトが常に湿っているのだろう。

真熊は少し残念そうだった。
本当はこんな住宅街でなく、雪国で育つべき犬だったのだろうか。
えらく目立ってしまいそうな色だけど。
愛車の救出に奮闘した俺と、雪がなくなってしまって残念そうな真熊に―――

こないだの春のような陽気になって
積まれた雪を一気に溶かしてくれ・・・

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
今日は “親父” の71回目の誕生日だ。 “オカン” の分まで長生きしてくれ。
| 真熊 | 08:26 | comments:23 | trackbacks:0 | TOP↑