千寿の没後5年…
予想通り、新しい週の初日から午前様だった局長です。
本当に今週でこの激務から開放されるのか、ちょっと疑わしくなってきました・・・・
――― さて、毎年恒例ではあるが、今年もこの日はある思い出に浸らせていただきたい。

そう、アライグマ千寿。
享年14歳。

本当に月日が経つのは早いものだ。
千寿が突然、急ぎ足で虹の橋を渡ってしまってから、今日で5年。

俺を動物飼育の道に引きずり込んだ存在、千寿。

14年間という本当に長い歳月を共にした愛息、千寿。
足と顔と、それぞれ縫合を要するレベルの大怪我をさせられたこともあった。

「アライグマは、可愛い顔して実は獰猛」
この事実を身をもって体感した俺。

それでも、俺を夢中にさせる魅力をもっていたアライグマ。
いや、千寿が特別な存在だったのか。
あの事故から18年経った今も、噛まれて縫った傷跡は残っている。

いいんだ、いいんだ。
これも14年間、苦楽を共にした証。
千寿との生活で学んだ様々なことは、すべて今の動物たちとの暮らしに息づいている。

飼育方法について、あれこれ言ってくる人もいるが、動物図鑑でも寿命7~8年とされているアライグマを14年間育て上げた自負が俺にはある。
大雑把に見えるかもしれないが、実はかなり綿密に飼育環境は整えている。

夏も、格子付きの大きな窓が多い、気密性の悪い古い住宅の特性を活かして、扇風機のみで室温28℃以下をキープしていた。
それもこれも、千寿との生活で学んだ術。

千寿との戦いにも似た大変な苦労の時間があったから、今も大抵のトラブルには根負けせずに向かい合えている。
そんな、たくさんのことを俺にくれた千寿。

改めて14年間ありがとう。
あと30年くらいしたら、そっちへ行くので、それまでもう少し待っててね。
俺の人生に大きな一石を投じたアライグマの生涯に―――

アメリカでは18年生きたアライグマがいた
そうな。 千寿にもそうなってほしかった。

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
俺の体には、千寿の爪による傷が無数にある。 傷だらけの40歳だ。
| 千寿[回想] | 03:07 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑