去勢犬としての帰宅
昨日は今年2回目の春一番が吹いたような熊猫犬地方の局長です。
おかげで大惨事に見舞われたのですが、その話はまた後日に。
――― さて、一昨日からのつづき。 真熊の去勢手術レポート続編である。
真熊の健康へのリスクヘッジを最優先して、断腸の思いで手術を決意した俺。
居ても立ってもいられない4時間を過ごし、ようやく病院へ迎えに行った。

麻酔から覚め、少しだけボーっとしてはいるものの、元気な姿を見せる真熊。
とはいえ、もうお前にはオスのシンボル 「睾丸」 がないのね。
そう思うと痛々しく見えてしまう。
今後の対応や薬の処方、抜糸の時期などの説明を聞き、会計を済ませる俺。

真熊はその間もボーっとしながらベンチに横たわり俺を待っている。
ちなみに、この病院では去勢手術に関しては基本的にエリザベスカラーを付けないらしい。
よほど気にして舐めたり、人を噛んで引っ張ったりしない限りは付けないとのこと。
病院を出て、車の助手席に乗せる。

いつもなら、放り込むような勢いだが、この時ばかりはガラス細工の人形を扱うかのように大切に座らせた。
春の陽気に誘われた午前中のテンションは、尚も持続しているのか・・・・

帰りの車の中でも終始笑顔を見せる。
こちらは、なんとなく罪の意識に駈られているというのに、おかしなものだ。
とりあえず、今のところは痛みに苦しむ様子もないので安心だ。
なぜか楽しげな真熊に安堵感を覚えながら、我が家へと愛車を走らせる。

帰宅後も、麻酔から覚めきっていないためか、ボーっとしている。
新米獣医師 “餡ドーナツ” に問い合わせてみると、全身麻酔自体が体には負担になって疲れを生じるため、至って普通の症状とのこと。

昨日の記事で綴ったように、去勢手術後に性格が変わってしまう子もいると聞いていたので、ひょっとしてこのボーっとした姿が新しい真熊の性格なのかと思い、えらく不安を感じていたので、少し安心した。
麻酔をかけるために、前の晩から絶食させていたので、とりあえず水を少量だけ飲ませてみる。

夜になって、嘔吐する様子もないので、水と量を少なめにした食事を与えた。
それと抗生物質。
翌朝、トイレのための散歩へ。

「去勢するとマーキングをしなくなる」 という情報も得ていたので、少しばかり期待していた俺。
しかし―――

さすがに、6年弱もマーキングを続けてきた体は、去勢手術ごときでその習慣を忘れるはずもなく・・・・
これを機に室内トイレに・・・・などという俺の淡い期待も一瞬で木端微塵(こっぱみじん)にされたのであった。
玉なしニューハーフ犬としての新たな人生を歩み始めた真熊に―――

今のところ真熊の様子に変化なし。
ひとまず安心。 良かった良かった。

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
こう風が強いと、それだけスギ花粉もいつも以上に飛散するわけで、俺にとってはツライだけなわけで・・・・
| 真熊 | 02:17 | comments:22 | trackbacks:0 | TOP↑