大きな決断
WBC侍ジャパン、ようやく打線がつながってきましたね。
昨夜もテレビの前で白熱していた局長です。
――― さて、昨日のつづき。 先週末の土曜日、つまり3月9日のお話。
急激に春めいた陽気に誘われて、朝からテンションMaxの真熊。
その勢いのまま病院に連れてくると、注射針を刺されてようやく現実に戻ったのだが・・・・

採血が終わると、またもテンションが再浮上。
フィラリアの検査も含めた毎年恒例の健康診断。
結果は今年も 「異常なし」 。
その後、矢継ぎ早に2本の筋肉注射を背中から首にかけての位置に射ち込む。

一瞬のことに、何が起きたかいまいち分かっていない真熊。
しかし、少しずつ目がうるうるとしてくる。
そして・・・・

痛み止めと、麻酔を打ったのだ。
実はこの日、ついに去勢手術を施すことにしたのだ。
これまで、どうしても真熊の遺伝子を残したくて手術はせずにいたのだが、昨年ようやく “たれれん” さんのおかげで、念願の子孫を残すことができたので、満を持してこのタイミングで手術に踏み切った。

考え方は人それぞれ違うだろう。
俺自身、犬本来の姿で生活させてやりたいという思いもある。
しかし、将来的な病気へのリスクなども考えると、これ以上の交配予定がないのであれば去勢手術を施すべきという意見が圧倒的に多いのも事実。

病気へのリスクヘッジとしての去勢手術の場合、5~6歳までに行うのがリミットとされているらしく、4月で6歳になる真熊としては、ここが限界点でもある。
他にも去勢手術に前向きになれなかった理由もある。

去勢手術をした後、急激に性格が変わってしまったり、動きが鈍くなって太り出したりといった話も少なくはない。
今のこのアクティブな真熊の性格が変わってしまうのであれば、手術などしたくない・・・・という思いも強かった。
といった風に、あれこれと悩んでいたら、“志熊” たちが産まれて半年も過ぎてしまっていた。

最終的には、「少しでも健康に長生きしてほしい」 という思いを最優先することにして、去勢手術の実施に踏み切った。
麻酔の注射をして、10分もすると完全に眠ってしまった真熊。
次に目が覚めた時には、もう睾丸はない。
つまり、発情もない。
オスとしての本懐はなくなってしまうのだけど、これからもずっと元気で一緒にいるために必要な手段なのだ。

こうして、酸素の吸入機をつなげたところで、俺は退散。
4時間後に迎えに来ることに。
犬にとっては、何が本当に幸せなのか、正直分からない。

長生きさせるための去勢手術は、ひょっとしたら人間のエゴなのでは?なんて考えたりもしながら、長い4時間を待っていた俺。
同じ男として・・・・・
ゴメンよ、真熊・・・・・
6歳を目前に、いよいよ去勢手術に踏み切ることとなった真熊と複雑な俺に―――

オスとしての本懐よりも、元気で
長生きしてもらうことを選んだ俺・・・

いつもアリガトウございます m(_ _)m
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【今日の一言】
猫たちは迷わず去勢させたのに、なんで真熊についてはこんなに悩んでるんだか・・・・・
| 真熊 | 02:07 | comments:60 | trackbacks:0 | TOP↑