魔のトライアングル地帯・・・
預かってもらっていた[にいな]をピックアップする。
再びお婆ちゃん宅に行くようになった最近の[にいな]の状態はとても安定している。
スプレーもなく、表情も以前より和らいできている感じがする。
そんな[にいな]を部屋に入れ、俺は買ってきたビールを冷やしたり諸々の雑務をこなして
再びリビングに入ると―――

そこには非常に緊迫した、空気の張り詰めた状態が展開していた・・・・
キャットタワー、ソファ、一人掛けソファのそれぞれにポジショニングした3匹の動物たちが
お互いにプレッシャーを掛け合う “トライアングル地帯” が形成されているのだ。
きっと、この真ん中に立っちゃったりしたら、何かエライ目に遭ってしまうのだろう。
危険な香りがプンプンしている。

「自分だけいいご身分だよなぁ」
きっと、そう言っているのだろう、寿喜は。
文字通り、目が口ほどに物を言っている様子だ。
対する[にいな]も―――

「テメェがいなけりゃ俺も隣に行く必要はねぇんだよ」
こちらも口にするまでもないくらい分かりやすいプレッシャーを返していた。
しかし、3方向から銃口を向けられているかのような緊迫した空間の中であったが、
実は一匹だけ “蚊帳の外” みたいな存在がいたのだ。

そう、コイツ。

「まとめ役」 を買って出ているのだろうか。
仲裁役なのか、兄貴肌なのか。 ←それはない!

普段はお前が理不尽な攻撃しかけて周囲を緊張させてるんだろが!
なんのかんの言いつつも、犬猿の仲である猫2匹の両方と上手くやってるわけだから、
犬のくせに社交性があるんだろうな、コイツは。

効果を発揮しているのか・・・・
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実は最近、コメントのお返事を地味に再開しています。
少しずつですが・・・・
| 日常 | 01:27 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑