母の危篤②・・・
と言われてしまいそうだが、弱音を吐く相手もいない俺にとっては、
ここで少しでも吐き出していた方が気持ちもラクなので・・・・
親父と交代で寝て、オカンを診ようという話で二人病室に泊り込んでいたのだが、
どうにも親父が寝ない。
「座りながら適度に寝てるから大丈夫」 とか、
「睡眠不足は感じてないから問題ない」 とか、
日ごろは母への愚痴ばかり口にしていたのに、いざとなったら傍を離れない。
そうですよね、40年弱も夫婦をやってれば、
気持ちの奥底で強固につながっている 「絆」 ってものがあるのでしょう。
しかし、このままでは親父もいつか倒れてしまうので、
ちょうど姉が来たこともあって、強制的に家に連れて帰ってきた。
風呂に入って、ようやく布団で眠りに就いた親父。

その後、オカンの姉弟から連絡が入り、我が家の最寄の駅まで来てると言う。
状況を電話していたので、飛んできてくれたのだ。
遠く京都は舞鶴から、早朝に出てはるばる――

駅まで叔父さんたちを迎えに行って、病室まで連れて行き、
俺は再び家に戻り、真熊を連れて近所の神社へ。
今は地元の神様にお願いするしか思い付かないから。

良くも悪くもノーテンキな笑顔を見せてくれる真熊。
いろいろなことに敏感だった千寿なら、こういう時は瞬時に空気を読み取って、
何も言わずにジッと傍にいてくれるだけだった。
しかし真熊には、そういった気遣いはまだまだ出来そうにないが、
不思議とコイツの顔を見ていると――

「心配ないよ!(ぺろっ)」
って言ってるような気がして、少しホッとする。
コメントをくださった皆さまへ
今はお返事が出来ないのですが、後日必ず。
とても励みになります。
リスペクトしていたブロガーの方からもコメントを戴けて、
悲観的なことばかり考えていたのが、もっといい方向に希望をもとうと思いました!
大丈夫、俺も親父も、当のオカンもまだまだ頑張れます!
| 非日常 | 14:07 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑